昭和30年代の鉱石ラジオ|線を巻いて音を拾った夜
この記事の結論
- 部品の入手先も回路の組み方も時期と地域で違うため、一つの手順に決めません。
- この記事では「60代の時間軸」「鉱石ラジオの組み立てを思い出す三つの手がかり」を扱います。
- 更新日:2026-09-11/対象:1957〜1966年生まれ/時代:昭和30年代後半〜40年代(1963〜1975年ごろ)。
部品を買い集めて組んだ鉱石ラジオを手がかりに、線を巻いて初めて音が出た夜を振り返ります。工作として残る記録と、うまく鳴らなかった時間の記憶を分けて並べます。

60代の時間軸
確認できる背景として、国立国会図書館サーチやNHKアーカイブスの資料から、受信機を自分で組む工作が少年向けの記事や部品店を通じて広まった流れをたどれます。部品の入手先も回路の組み方も時期と地域で違うため、一つの手順に決めません。
記憶の場面では、筒に線を何十回も巻き、端をやすりで削り、鉱石に針を当てる位置を少しずつ動かしました。雑音の奥に声が混じったところで手を止め、受話器を耳に押し当てて息を殺しました。長い線を窓の外へ張ると、聞こえ方が変わりました。
手がかりになるのは、エナメル線の匂い、巻いた筒の重さ、受話器の耳あての冷たさ、深夜の部屋の暗さです。自分の机の上か、縁側か、押し入れの中か、組んだ場所を一つ選ぶと場面が戻ります。部品を買いに行った店の棚の並びまで覚えている人もいます。
いまは小さな機器で世界中の放送を選べ、雑音を探す手間もありません。当時は聞こえること自体が手を動かした結果でした。手のかかり方が変わった点として比べると、優劣の話になりません。うまく鳴らない日が何日も続いた点も、いまと分けて考えられます。
思い出の問いは、初めて音が出たときに聞こえた放送と、そのとき家にいた人です。実名や住所を書かなくても、線の巻き数、耳に当てた感触、時刻だけを残せば、自分の記憶として安全に残せます。
鉱石ラジオの組み立てを思い出す三つの手がかり
- 60代の鉱石ラジオの組み立てにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
- その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
- いまの自分へ一言だけ残します。誰かと話せる入口になれば、それで十分です。
思い出の問い鉱石ラジオで初めて音が出たときに聞こえた放送と、そのとき家にいた人を覚えていますか?
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、会話のきっかけとして扱ってください。
- 国立国会図書館サーチ
- NHKアーカイブス
- 編集確認日:2026-09-11。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。