あアノコロ記憶のタイムマシン
30代 学校・青春

平成19年ごろのフリクションボール|こすって消したノートの書き直し

消せるボールペン「フリクションボール」が日本で発売された2007年を起点に、平成19年〜平成24年(2007〜2012年ごろ)の授業ノートや手帳の書き直しを振り返ります。

平成19年ごろの教室の机に開いた罫線ノートと、その上に置かれた青い消せるボールペン
平成19年ごろの教室の机に開いた罫線ノートと、その上に置かれた青い消せるボールペン(イメージ)

30代の時間軸

パイロットのニュースリリースでは、「フリクション」シリーズは2006年にヨーロッパで「フリクションボール」を発売し、2007年から日本でも販売を始めたと説明されています。 この記事では「平成19年〜平成24年(2007〜2012年ごろ)」を、資料で確かめられる発売・開始の時期と、暮らしの中でフリクションボールに触れた時期が重なる目安として扱います。地域、家庭、学校、手に入れた時期によって体験は変わるため、同じ世代なら同じ思い出があるとは決めつけません。

当時の使い方を思い出してみます。ノートや手帳に書いた字を、ペンの後ろのラバーでこすって消し、同じ場所に書き直しました。インクが熱で見えなくなる仕組みと聞いて、暖房のそばに置いたノートを少し気にした人もいました。

フリクションボールがあった場所は一つではありません。高校の教室、塾の自習室、手帳を開いた通学電車、試験前の図書館、文房具店の試し書きコーナーにありました。 都市か地方か、家や学校の決まり、近くの店の品ぞろえによって、記憶の背景は人それぞれです。

音や手ざわりの記憶として残りやすいのは、ラバーでこするときのかすかな摩擦の熱、インクが消えて紙だけが残る見た目、細いペン軸の軽さ、試し書きの紙のざらつきです。年表には残らない感覚をたどると、そのとき近くにいた人の顔まで思い出せることがあります。

いまは消せるペンが当たり前の選択肢になりましたが、ボールペンの字が消えたときの驚きは、発売されたころに初めて手に取った人の記憶に残りやすいものでした。 今と比べるのは、便利になった暮らしを否定するためではなく、当時の手間の中にあった工夫や会話を見つけ直すためです。

フリクションボールを思い出す三つの手がかり

  1. まず、30代のフリクションボールにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いフリクションボールで初めて字を消したとき、どんな言葉を書いていましたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。