あアノコロ記憶のタイムマシン
30代 街・暮らし

平成10年ごろのセルフ式ガソリンスタンド|給油の前に触れた静電気シート

ドライバーが自ら給油できるセルフスタンドが認められた1998年を起点に、平成10年〜平成16年(1998〜2004年ごろ)の、家の車の給油を自分たちでするようになった記憶を振り返ります。

平成10年ごろの雰囲気の郊外のガソリンスタンドで、屋根の下に並ぶ計量機と、ホルダーに掛かった給油ノズル、横に止まったセダン
平成10年ごろの雰囲気の郊外のガソリンスタンドで、屋根の下に並ぶ計量機と、ホルダーに掛かった給油ノズル、横に止まったセダン(イメージ)

30代の時間軸

総務省消防庁によると、ドライバーが自ら給油するセルフサービス方式の給油取扱所は平成10年4月から認められました。それまでドライバー自身の給油は認められていませんでしたが、一定の安全対策でフルサービスと同等の安全性を確保できると確認されたためです。消防庁は平成13年8月13日の通知で、セルフスタンドの数が急に増えていることを踏まえ、給油前に車の金属部分に触れて静電気を除くよう求める注意書きを示しました。 この記事では「平成10年〜平成16年(1998〜2004年ごろ)」を、資料で確かめられる発売・開始の時期と、暮らしの中でセルフ式ガソリンスタンドに触れた時期が重なる目安として扱います。地域、家庭、学校、手に入れた時期によって体験は変わるため、同じ世代なら同じ思い出があるとは決めつけません。

当時の使い方を思い出してみます。車を計量機の横に止め、エンジンを切ってから降りて、油種の色分けを確かめてノズルを取りました。家族が給油するあいだ、子どもは車内で窓を閉めて待つように言われた、という家庭もあります。

セルフ式ガソリンスタンドがあった場所は一つではありません。国道沿いの大きな屋根の下、郊外のスーパーへ向かう途中の交差点の角、夜でも明るい計量機の列、洗車機の並ぶ敷地の奥にありました。 都市か地方か、家や学校の決まり、近くの店の品ぞろえによって、記憶の背景は人それぞれです。

音や手ざわりの記憶として残りやすいのは、静電気除去シートに手のひらを当てる一瞬、ノズルのレバーを握る指の重さ、ガソリン特有のにおい、給油が止まるときのカチッという音です。年表には残らない感覚をたどると、そのとき近くにいた人の顔まで思い出せることがあります。

いまはセルフ式のほうを見かけることが多くなりましたが、給油を店員さんに任せていた頃から、自分で計量機の前に立つようになった移り変わりを覚えている人もいます。 今と比べるのは、便利になった暮らしを否定するためではなく、当時の手間の中にあった工夫や会話を見つけ直すためです。

セルフ式ガソリンスタンドを思い出す三つの手がかり

  1. まず、30代のセルフ式ガソリンスタンドにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問い初めてセルフ式のガソリンスタンドで給油したときのことや、家の車がどの油種だったかを覚えていますか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。