あアノコロ記憶のタイムマシン
70代 街・暮らし

昭和40年(1965年)ごろのシヤチハタのXスタンパー|スタンプ台のいらない判の音

昭和40年〜昭和44年(1965〜1969年ごろ)のシヤチハタのXスタンパーを手がかりに、スタンプ台なしで何度も押せる判が職場に来た記憶を振り返ります。シヤチハタの公式資料で発売年とその後の広がりを確かめ、押したときの手ごたえやインクの匂い、今との違いをたどります。

昭和40年〜昭和44年(1965〜1969年ごろ)のシヤチハタのXスタンパーを再現したイメージ。事務机の上に、キャップを外した黒い円筒の判と無地の書類、ペン皿が並ぶ。
昭和40年〜昭和44年(1965〜1969年ごろ)のシヤチハタのXスタンパーを再現したイメージ。事務机の上に、キャップを外した黒い円筒の判と無地の書類、ペン皿が並ぶ。(イメージ)

70代の時間軸

シヤチハタは、10年以上かけて開発したスタンプ台のいらない「Xスタンパー」を昭和40年(1965年)に発売したと紹介しています。昭和45年(1970年)の大阪万博への出展で多くの人に体験してもらい認知が広がり、昭和61年(1986年)には顔料インキの「ネーム9」が生まれたそうです。この記事は発売年を起点にした回想で、どの職場でも同じ時期に使っていたという意味ではありません。

キャップを外して紙に押し当てると、スタンプ台を使わずに続けて押せます。伝票の束に次々と押していく人もいれば、慣れずに力を入れすぎてにじませた人もいました。会社の受付、学校の職員室、商店の帳場など、判を押す場所はそれぞれでした。

事務所の机、郵便物を受け取る玄関、銀行の窓口の脇。キャップを外すときのきゅっという音、紙に押し当てたときのやわらかな沈み込み、インクのかすかな匂いと、何度押しても同じ濃さで出てくる文字が、場面ごとに残っています。スタンプ台のふたを開け閉めしなくていい気軽さに驚いた人もいたでしょう。

いまは電子印鑑やオンラインの承認が広がり、紙に判を押す機会は職場によって大きく減りました。それでも宅配便の受け取りや回覧の確認など、手早く押せる判は暮らしの中で使われ続けています。

あなたの記憶の中で、判を押す音がした場所はどこでしたか。机の上の様子や、押していた人の名前を思い出すと、その頃の職場や家の空気まで戻ってくるかもしれません。思い出せる場面が少なくても、それで十分です。

シヤチハタのXスタンパーを思い出す三つの手がかり

  1. まず、70代のシヤチハタのXスタンパーにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあなたが初めてスタンプ台のいらない判を押したのは、どんな書類でしたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。