昭和中期のそろばんの授業|願いましてはの声と玉の音
この記事の結論
- 算数でそろばんがどう教えられてきたかをたどれます。
- この記事では「70代の時間軸」「そろばんの授業を思い出す三つの手がかり」を扱います。
- 更新日:2026-09-14/対象:1947〜1956年生まれ/時代:昭和20年代〜30年代(1948〜1963年ごろ)。
そろばんの授業を手がかりに、机にそろばんを置いてから答え合わせをするまでの流れを振り返ります。算数の授業として確認できる形と、玉をはじいた指先に残る個人の記憶を分けて並べます。

70代の時間軸
文部科学省の白書や資料、国立教育政策研究所の教育図書館から、算数でそろばんがどう教えられてきたかをたどれます。扱う学年や内容は、学習指導要領の改訂ごとに見直されてきました。持ち物にするか学校でそろえるかは地域や学校ごとに違うため、一つの決まりに寄せません。
教室の場面では、机にそろばんを置き、指先で玉を払ってから構えました。先生が「願いましては」と数を読み上げると、全員が一斉に玉をはじきました。答えを言って「ごめいさん」と返ってくると、ほっとして次の問題を待ちました。
耳と手に残るのは、玉が軸を滑る軽い音、教室じゅうで重なるぱちぱちという響き、冬の朝にかじかんだ指で玉をはじいた感触です。そろばんをしまっていた箱や袋から思い出すと、隣の席の手元の速さまで目に浮かびます。
電卓や端末で計算する場面が増えたいまも、算数の授業でそろばんに触れる学年があります。当時は読み上げに合わせて指を動かし、速さを競い合うこともありました。速く正確に計算する練習も、玉の位置で数の仕組みを確かめる学習も、同じ道具が持つ別々の顔です。
書き留めたい問いは、初めて「ごめいさん」と言われた日のことと、そろばんを抱えて帰った道です。学校名や先生、友だちの実名は伏せて、そろばんの色、玉の数、教室の窓から見えたものを書けば、安心して残せます。
そろばんの授業を思い出す三つの手がかり
- 70代のそろばんの授業にまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
- その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
- いまの自分へ一言だけ残します。誰かと話せる入口になれば、それで十分です。
思い出の問い「ごめいさん」と言われた日のことを覚えていますか?
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、会話のきっかけとして扱ってください。
- 文部科学省 白書・統計・資料
- 国立教育政策研究所 教育図書館
- 編集確認日:2026-09-14。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。