アノコロ記憶のタイムマシン
70代 街・暮らし

昭和30年代の電気扇風機|首を振る風を待った夏

この記事の結論

  • 昭和30年代後半〜40年代(1960〜1969年ごろ)に電気扇風機が広まったころ、暑い午後には家族が順番に前へ座り、首が戻るたび涼しい風を受けました。
  • この記事では「70代の時間軸」「電気扇風機を思い出す三つの手がかり」を扱います。
  • 更新日:2026-08-25/対象:1947〜1956年生まれ/時代:昭和30年代後半〜40年代(1960〜1969年ごろ)。

昭和30年代後半〜40年代(1960〜1969年ごろ)の電気扇風機を手がかりに、暑い午後、扇風機の前へ家族が順番に座り、首が戻るたびに涼しい風を受けました。道具の背景と使い方、今との違いをたどりながら、個人差を尊重して記憶をひらきます。

昭和30年代後半〜40年代(1960〜1969年ごろ)の電気扇風機を思わせる横長の記憶風景
昭和30年代後半〜40年代(1960〜1969年ごろ)の電気扇風機を思わせる横長の記憶風景(イメージ)

70代の時間軸

電気扇風機が昭和30年代後半〜40年代(1960〜1969年ごろ)に身近になったころ、暑い午後、扇風機の前へ家族が順番に座り、首が戻るたびに涼しい風を受けました。当時の道具は、暮らしの中で特別なものとして飾られるより、使う人の手の届く場所に置かれていました。

電気で風を送る道具は、暑さをしのぐ家の中心となり、夏の過ごし方を少し変えました。家庭や地域で広がる時期には差があり、同じ年代でも使った経験や呼び方は一様ではありません。資料で確認できる変化と、個人の記憶は分けて考える必要があります。

使うときは、風量のつまみを回し、首振りの角度を決め、寝る前には電源を切る約束を守りました。急いで結果を出すより、準備して、試して、うまくいかなければやり直す手順そのものが、当時の時間の流れをつくっていました。

その道具が置かれていたのは、畳の居間、縁側、蚊帳を張った寝室など、風を共有できる場所に置かれていました。羽根の回転音、網の金属の熱、畳に落ちる影、乾いた夏の匂い。場所の明るさや一緒にいた人の気配まで思い返すと、物の名前だけではない記憶が立ち上がります。

いまは一人用の冷房や送風機を選べますが、同じ風を待つ家族の距離は懐かしいものです。便利さが増えた一方で、待つことや手を動かすことが会話のきっかけになっていた点は、今の生活を考える手がかりにもなります。扇風機の前で聞いた音と、風を譲り合った人のことを思い出せますか?

電気扇風機を思い出す三つの手がかり

  1. 70代の電気扇風機にまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. いまの自分へ一言だけ残します。誰かと話せる入口になれば、それで十分です。

思い出の問い扇風機の前で聞いた音と、風を譲り合った人のことを思い出せますか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、会話のきっかけとして扱ってください。