あアノコロ記憶のタイムマシン
70代 学校・青春

昭和25年(1950年)ごろのセロテープ|透明な端を爪で探した時間

昭和25年〜昭和29年(1950〜1954年ごろ)のセロテープを、透明な端を爪で探した時間記憶から振り返ります。発売・開発の時期は公式資料で確かめ、家や学校によって異なる使い方をたどります。

昭和25年〜昭和29年(1950〜1954年ごろ)のセロテープの記憶をたどる再現イメージ:細幅の透明粘着テープと紙の補修に使う小さな巻き
昭和25年〜昭和29年(1950〜1954年ごろ)のセロテープの記憶をたどる再現イメージ:細幅の透明粘着テープと紙の補修に使う小さな巻き(イメージ)

70代の時間軸

ニチバンによると、セロテープの一般向け国内販売は1948年6月に始まりました。当初はテープで貼る習慣自体を伝える必要があったとされています。透明な粘着テープが初めから家の引き出しにあったわけではないことを、戦後の文具史から確かめられます。 ここで振り返る昭和25年〜昭和29年(1950〜1954年ごろ)は、資料で確認できる年を手がかりにした場面の目安です。

巻きの表面を指でなぞって端を探し、短く引き出して紙を留めます。折り返しを作っておけば次に使いやすいのに、ついそのまま戻してしまうこともありました。包装紙の破れをつないだり、工作の裏側を補強したりと、目立たせたくない接着に使いました。

店の包装台、家庭の裁縫箱の横、学校の工作机。置かれる場所によって小さな巻きだけで使うか、重い台に取り付けるかも違います。この記事の昭和20年代の場面は発売を起点にしたもので、各家庭への普及時期を一律に示すものではありません。

引きはがすときのぱりぱりという音と、光に透かすと見える薄い黄色。指についた面を触り直すうちに粘着力が弱くなったこともあるでしょう。古い紙に残ったテープが変色していると、貼った当日の透明さとの隔たりに時間の長さを感じます。

いまは透明なテープにも素材や用途の違いがあります。似た見た目だからといって全部をセロテープと呼ぶと、商品の来歴は見えにくくなります。昔の思い出をたどるときは、家庭で呼んでいた名前と、実際の巻きの色や使い心地を一緒に思い出したいところです。

セロテープを思い出す三つの手がかり

  1. まず、70代のセロテープにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いテープの端が見つからないとき、家では誰に渡すとすぐ見つけてもらえましたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。