あアノコロ記憶のタイムマシン
70代 街・暮らし

昭和35年(1960年)ごろのクレラップ|皿の縁に張った薄い透明なふた

昭和35年〜昭和39年(1960〜1964年ごろ)のクレラップを、皿の縁に張った薄い透明なふた記憶から振り返ります。発売・開発の時期は公式資料で確かめ、家や学校によって異なる使い方をたどります。

昭和35年〜昭和39年(1960〜1964年ごろ)のクレラップの記憶をたどる再現イメージ:食品を覆う透明な薄膜と無地の裏面を向けたラップ箱
昭和35年〜昭和39年(1960〜1964年ごろ)のクレラップの記憶をたどる再現イメージ:食品を覆う透明な薄膜と無地の裏面を向けたラップ箱(イメージ)

70代の時間軸

クレハの公式商品史によると、家庭用クレラップの発売は1960年7月です。1973年に花柄の包装へ変わり、1989年にはNEWクレラップへ刷新されました。昭和30年代後半の場面へ現在の箱や切り方をそのまま当てはめず、初期の薄い包材に目を向けます。 ここで振り返る昭和35年〜昭和39年(1960〜1964年ごろ)は、資料で確認できる年を手がかりにした場面の目安です。

残ったおかずの皿に必要な長さを引き出し、縁へ沿わせるように覆います。薄い膜は見えにくく、一度くしゃっと寄ると広げ直すのに手間がかかりました。皿に別の皿を重ねるふたとは違い、中身が見えたまま覆われるところに新しさがありました。

冷蔵庫の前の小さな調理台や、夕食の片づけをする台所で使った道具です。冷蔵庫が家に入った時期も、食品を残して保存する習慣も家庭によって異なります。発売年からすぐにすべての家の引き出しに入ったと決めず、実際に使った台所の広さを思い出します。

光が当たって初めて見えるしわ、指先にまとわりつく薄さ、引き出すときの乾いた音。覆った皿を持つと、膜の向こうにおかずの形が見えました。冷たい皿の縁と柔らかいフィルムの組み合わせが、夕飯をしまう時間の手ざわりとして残っています。

いまは容器のふたや繰り返し使うカバーなど、食品を覆う方法も選べます。ラップ自体も箱の扱いやすさが改良されてきました。昔と今を比べるなら、ただ便利になったという話より、誰の帰りを待って一皿だけ残したのかをたどると、台所の記憶が具体的になります。

クレラップを思い出す三つの手がかり

  1. まず、70代のクレラップにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問い透明なラップをかけて取っておいた一皿は、誰の帰りを待つためのものだったでしょうか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。