あアノコロ記憶のタイムマシン
60代 街・暮らし

昭和48年(1973年)ごろの井村屋のあずきバー|かたくて歯が立たなかった夏

昭和48年〜昭和52年(1973〜1977年ごろ)の井村屋のあずきバーを手がかりに、かたいあずきの氷菓を少しずつかじった夏の場面を振り返ります。井村屋グループの公式資料で発売年を確かめ、固さや味、今との違いをたどります。

昭和48年〜昭和52年(1973〜1977年ごろ)の井村屋のあずきバーを再現したイメージ。縁側に置かれた、あずきの粒が見える濃い紫色の四角い氷菓と木の棒。
昭和48年〜昭和52年(1973〜1977年ごろ)の井村屋のあずきバーを再現したイメージ。縁側に置かれた、あずきの粒が見える濃い紫色の四角い氷菓と木の棒。(イメージ)

60代の時間軸

井村屋グループの公式資料は、あずきバーを昭和48年(1973年)に発売したと記し、ぜんざいを凍らせたような氷菓ができないかという発想から生まれたと紹介しています。同社の資料は、原料をあずき・砂糖・水あめ・塩に絞っていることも紹介しています。この記事は発売年を起点にした回想で、どの町でも同時に買えたわけではありません。

袋から出したばかりの固いあずきバーを、少し置いて表面がゆるむのを待ってからかじります。なめて溶かす人、歯で少しずつ削る人など、食べ方は人によって違いました。あまりの固さに、家族と「歯が欠けそう」と笑い合った記憶もあるでしょう。

夏の縁側、祖父母の家の冷凍庫の前、銭湯の帰り道。歯に伝わるがりっとした手ごたえ、あずきの粒のほくほくした甘さ、溶けかけた表面のなめらかさが、その夏の暑さと結びついています。箱から一本取り出すときの霜の冷たさを覚えている人もいるかもしれません。

いまは箱入りや小さなサイズ、ミルク味など種類が増え、家の冷凍庫に常備する家庭も多くなりました。少ない原料で作る素朴さと固さは、今も話題であり続けています。冷凍庫の大きさが変わると、アイスとの付き合い方も変わることに気づきます。

あなたの家では、あずきバーは誰の好物でしたか。冷凍庫を開けたときの様子や、一緒に食べた人の顔を思い出すと、その頃の夏の夕方がよみがえるかもしれません。

井村屋のあずきバーを思い出す三つの手がかり

  1. まず、60代の井村屋のあずきバーにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあずきバーの固さに、どうやって立ち向かっていましたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。