あアノコロ記憶のタイムマシン
50代 街・暮らし

昭和58年(1983年)ごろの花王のバブ|湯船でしゅわしゅわ溶けた丸い錠剤

昭和58年〜昭和62年(1983〜1987年ごろ)の花王のバブを手がかりに、湯船に落とした錠剤が泡を立てて溶けていく時間を振り返ります。花王の公式資料で発売年と特徴を確かめ、泡の音や湯の香り、今との違いをたどります。

昭和58年〜昭和62年(1983〜1987年ごろ)の花王のバブを再現したイメージ。タイル張りの浴室で、湯船の湯の中に沈んだ白い錠剤から細かな泡が立ち上る。
昭和58年〜昭和62年(1983〜1987年ごろ)の花王のバブを再現したイメージ。タイル張りの浴室で、湯船の湯の中に沈んだ白い錠剤から細かな泡が立ち上る。(イメージ)

50代の時間軸

花王は、昭和58年(1983年)に入浴剤「バブ」を発売したと紹介しています。炭酸ガスの血行促進効果に着目して開発した錠剤タイプの発泡入浴剤で、新しい市場を作ったと記されています。この記事は発売年を起点にした回想で、どの家でも同じ時期に使っていたという意味ではありません。効能の感じ方には個人差があります。

湯船に丸い錠剤を一つ落とし、泡を立てながら小さくなっていくのを眺めます。誰が入れるかでじゃんけんをする兄弟もいれば、溶けきるまで湯に入らずに待つ子もいました。寒い日にだけ使う家、毎日使う家、来客があった日だけ出す家など、使い方はさまざまでした。

家の浴室、祖父母の家の古い湯船、旅先の小さな宿。袋を破るときのかさっとした音、湯に落とした瞬間に立つしゅわしゅわという泡の音、手のひらで泡を受けたときのくすぐったさと、浴室に広がる香りが、場面と一緒に残っています。錠剤を手で持って湯の中で泡を感じた人もいたでしょう。

いまは香りや色の種類が大きく増え、乳白色の湯や温泉の成分を意識したもの、シャワー中心の暮らしに合わせた製品も広がっています。それでも湯船に一つ落として泡を眺める時間は、一日の終わりを感じる小さな区切りとして続いています。

あなたが覚えているバブの香りは何でしたか。浴室のタイルの色や、湯の温度、誰と一緒にお風呂に入っていたかを思い出すと、その頃の夜の過ごし方まで戻ってくるかもしれません。人によってお風呂の記憶は違うので、自分のままで大丈夫です。

花王のバブを思い出す三つの手がかり

  1. まず、50代の花王のバブにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあなたはバブが溶けきるまで、湯船の外で待っていましたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。