あアノコロ記憶のタイムマシン
50代 学校・青春

昭和58年(1983年)ごろの三菱鉛筆のポスカ|黒い紙にも明るく描けたマーカー

昭和58年〜昭和62年(1983〜1987年ごろ)の三菱鉛筆のポスカを手がかりに、ポスターカラーのような色で描いた教室や部屋の記憶を振り返ります。三菱鉛筆の公式資料で発売年を確かめ、ペン先を押してインクを出す手ごたえや色の重なり、今との違いをたどります。

昭和58年〜昭和62年(1983〜1987年ごろ)の三菱鉛筆のポスカを再現したイメージ。黒い画用紙に白や黄色やピンクの不透明な丸と線が描かれ、キャップを外した太いマーカーが並ぶ机。
昭和58年〜昭和62年(1983〜1987年ごろ)の三菱鉛筆のポスカを再現したイメージ。黒い画用紙に白や黄色やピンクの不透明な丸と線が描かれ、キャップを外した太いマーカーが並ぶ机。(イメージ)

50代の時間軸

三菱鉛筆の沿革には、昭和58年(1983年)に水性顔料マーカー「ポスカ」を発売したと書かれています。日刊工業新聞社の記事は、ポスターカラーのような水性サインペンで同社の主力製品だと紹介し、長く主な使い手は教育機関や店頭のPOPを作る小売店だったと伝えています。この記事は発売年を起点にした回想で、どの学校でも同じ時期に使われていたという意味ではありません。

使う前にペンを振り、ペン先を紙に押してインクを出します。最初の一押しで出すぎてしまった人もいれば、慎重に何度も押して加減を覚えた人もいました。文化祭の看板や部活の応援グッズ、自分の持ち物の飾りつけなど、使い道も人によって違いました。

放課後の美術室、文化祭前の体育館の床、自分の部屋の机の上。ペンを振ったときのからからという音、ペン先がへこむ手ごたえ、濃い色の上にのる明るいインクのぽってりした厚みと、乾くまでの少しつんとした匂いが、作業した日のにぎやかさと一緒に残っています。

いまは色数も太さも増え、手づくりの雑貨やイラストに使う人も目立ちます。パソコンで作った掲示物や、画面で見せる発表も増えました。それでも、ペンを振って最初の一色をのせる瞬間の少しの緊張は、昔もいまも変わらないのかもしれません。

あなたが覚えているポスカの色は何色でしたか。描いた紙の色や、一緒に作業した仲間の声、手についたインクの落ちにくさを思い出すと、その日の教室の明るさまで戻ってくるかもしれません。使ったことがなくても、誰かが描いていた場面を思い出してみてください。

三菱鉛筆のポスカを思い出す三つの手がかり

  1. まず、50代の三菱鉛筆のポスカにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあなたがポスカで最初に描いたのは、何の上でしたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。