昭和53年(1978年)ごろのギンビスのたべっ子どうぶつ|動物の形を並べてから食べたおやつ
昭和53年〜昭和57年(1978〜1982年ごろ)のギンビスのたべっ子どうぶつを手がかりに、動物の形のビスケットを並べたり見せ合ったりしたおやつの時間を振り返ります。ギンビスの公式資料で発売の年月と、動物の名前を英語で焼き付ける難しさを確かめ、さくっと軽い歯ごたえや今との違いをたどります。

50代の時間軸
ギンビスの沿革によると、昭和53年(1978年)10月に「たべっ子どうぶつバター味」が発売され、翌昭和54年(1979年)9月にはモンドセレクションの金賞を受けています。ギンビスミュージアムでは、動物は46種類あり、それぞれのビスケットに動物の名前が英語で書かれていると紹介しています。同じページは、文字や絵をプリントするとその部分で焼きムラが出て生地がうまく膨らまないことがあり、形が違えばムラもすべて違うので大変だと明かしています。この記事は発売年を起点にした回想で、どの家のおやつにも同じ年に並んだという意味ではありません。
箱から小さなビスケットを手のひらに出し、ぞうやきりんの形を探して並べます。すぐに食べる子もいれば、好きな動物を最後まで残す子、きょうだいと形を交換する子もいました。英語の名前を声に出して読もうとした人や、大人に読み方を聞いた人もいたでしょう。テーブルに動物を行進させてから、一匹ずつ口に運ぶ遊びになった家もあったはずです。
幼稚園から帰ったあとの台所のテーブル、親戚の家の座卓、遠足のリュックの中。さくっと軽い歯ごたえ、バターのほんのり甘い香り、指でつまむと角がわずかにざらつく感じ、箱を振ったときのからからという乾いた音が、牛乳の冷たさと一緒に残っている人もいるでしょう。割れて頭だけになった動物を見つけて、なんとなく残念な気持ちになった日もあったかもしれません。
いまは動物や乗り物の形をしたお菓子がたくさんあり、キャラクターの絵が付いたものも珍しくありません。英語に触れる手段も、絵本や動画、アプリなど家庭によってさまざまです。それでも、焼き菓子の小さな表面に名前を一つずつ焼き付ける手間は、ミュージアムの説明を読むと今も変わらず難しいものだと分かります。何気なくつまんでいた一枚に、そうした工夫が詰まっていたと知ると見え方が少し変わります。
動物を並べて遊んだ人もいれば、数を数えた人、気にせず一度に口に入れた人もいたでしょう。食べた場所が家の台所か、祖父母の家か、友だちとの遠足かによっても、思い出す景色や一緒にいた人の顔は違います。あなたはたべっ子どうぶつの中で、どの動物を最後まで残していましたか?
ギンビスのたべっ子どうぶつを思い出す三つの手がかり
- まず、50代のギンビスのたべっ子どうぶつにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
- 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
- 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。
思い出の問いあなたはたべっ子どうぶつの中で、どの動物を最後まで残していましたか?
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- ギンビス「企業情報(沿革)」
- ギンビス「ギンビスミュージアム」
- ギンビス「たべっ子どうぶつ」
- 編集確認日:2026-10-25。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。