あアノコロ記憶のタイムマシン
60代 街・暮らし

昭和48年(1973年)ごろの押すだけのエアーポット|傾けずに注ぐお茶の時間

昭和48年〜昭和52年(1973〜1977年ごろ)の押すだけのエアーポットを、傾けずに注ぐお茶の時間記憶から振り返ります。発売・開発の時期は公式資料で確かめ、家や学校によって異なる使い方をたどります。

昭和48年〜昭和52年(1973〜1977年ごろ)の押すだけのエアーポットの記憶をたどる再現イメージ:手押しボタンと注ぎ口がある花柄の保温ポットと湯飲み
昭和48年〜昭和52年(1973〜1977年ごろ)の押すだけのエアーポットの記憶をたどる再現イメージ:手押しボタンと注ぎ口がある花柄の保温ポットと湯飲み(イメージ)

60代の時間軸

象印の社史では、空気圧を使って注ぐエアーポットは1973年3月に発売されました。上のボタンを押せば傾けずに注げる仕組みです。湯を沸かす電気式が同社から登場するのは1980年で、この記事が扱う1973年の保温用ポットとは分けて考えます。 ここで振り返る昭和48年〜昭和52年(1973〜1977年ごろ)は、資料で確認できる年を手がかりにした場面の目安です。

やかんで沸かした湯を入れておき、湯飲みを注ぎ口の下へ置いて上を押します。持ち上げて傾ける卓上魔法瓶とは、手を置く位置が違いました。小さく押したときと深く押したときで出る量を見ながら、湯飲みを持つ人と息を合わせる場面もあります。

家の茶の間、事務所の休憩机、町内の集まりの長机に置かれた姿を思い浮かべます。電源コードを必要としない保温用なら置く場所の自由もありました。ただし家庭にあった型や図柄はさまざまで、押すタイプより傾ける型を長く使った人もいるでしょう。

上のボタンが戻る弾力、注ぎ口から細く落ちる湯の音、湯飲みを並べる陶器の触れ合い。花柄や丸い胴体は、機能と同じくらい部屋の景色になっていました。残り湯が少なくなると、同じように押しても出方が変わるのを手で感じたかもしれません。

いまは電動給湯ポットや必要な量を沸かすケトルも使われています。昔のエアーポットを思い出すときは、沸かす機械と保温する道具の区別が重要です。あらかじめ湯を用意して待つ暮らしには、客が来る時間や家族がお茶を飲む時刻が表れていました。

押すだけのエアーポットを思い出す三つの手がかり

  1. まず、60代の押すだけのエアーポットにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問い押すポットが置いてあったのは家のどの場所でしたか。湯を補充する人は決まっていましたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。