あアノコロ記憶のタイムマシン
60代 街・暮らし

昭和48年(1973年)ごろのアース製薬のごきぶりホイホイ|流しの下に組み立てた小さな家

昭和48年〜昭和52年(1973〜1977年ごろ)のアース製薬のごきぶりホイホイを手がかりに、紙の箱を家の形に組み立てて台所の隅に置いた記憶を振り返ります。アース製薬の公式資料で発売年と改良の経緯を確かめ、組み立てる手ざわりや夜の台所の気配、今との違いをたどります。

昭和48年〜昭和52年(1973〜1977年ごろ)のアース製薬のごきぶりホイホイを再現したイメージ。流しの下の板の間に、屋根の形に折った無地の紙箱が置かれた夜の台所。
昭和48年〜昭和52年(1973〜1977年ごろ)のアース製薬のごきぶりホイホイを再現したイメージ。流しの下の板の間に、屋根の形に折った無地の紙箱が置かれた夜の台所。(イメージ)

60代の時間軸

アース製薬は、粘着剤の試行錯誤を経て昭和48年(1973年)に「ごきぶりホイホイ」を発売したと紹介しています。発売を始めると生産が追いつかないほどの注文が集まったそうです。開発中には別の名前も検討されましたが、親しみのある「ホイホイ」に決まり、発売から5年後には、シートをはがせばすぐ使える形に改良されました。この記事は発売年を起点にした回想です。

平らな紙を折って屋根のある小さな家にし、流しの下や冷蔵庫の横に置きます。組み立てを子どもが手伝った家もあれば、見るのも嫌で大人に任せた人もいました。何日かたって中をのぞくかどうかで、家族の性格の違いが出たかもしれません。

台所の流しの下、古い木造の家の廊下の隅、商店の裏の倉庫。紙を折るときのかさかさした手ざわり、屋根の形がきちんと立ち上がったときの小さな満足、夜の台所で冷蔵庫のうなる音を聞きながら置き場所を考えた時間が、場面ごとに残っています。捨てるときにのぞかないように新聞紙で包んだ家もあったでしょう。

いまは置くだけの毒餌剤や、すき間に吹きかけるスプレー、家ごと煙を行き渡らせる薬剤など、選び方が増えました。住まいも気密性の高い集合住宅が増えています。それでも台所の隅に小さな家を置く光景は、季節の家仕事として今も見られます。

あなたの記憶の中で、その小さな家はどんな場所に置かれていましたか。組み立てた人の手つきや、夏の夜の台所の暑さを思い出すと、その頃の住まいの間取りまで戻ってくるかもしれません。苦手な記憶なら、思い出すのはそこまでで十分です。

アース製薬のごきぶりホイホイを思い出す三つの手がかり

  1. まず、60代のアース製薬のごきぶりホイホイにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあなたの家では、ごきぶりホイホイをどこに置いていましたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。