あアノコロ記憶のタイムマシン
30代 街・暮らし

平成7年(1995年)ごろの小林製薬のアイボン|小さなカップで目を洗った朝

平成7年〜平成11年(1995〜1999年ごろ)の小林製薬のアイボンを手がかりに、洗面台で小さなカップを目に当てた朝を振り返ります。小林製薬の公式資料で発売年と、コンタクト装着者に向けた商品だったことを確かめ、液のひやりとした感触や今との違いをたどります。

平成7年〜平成11年(1995〜1999年ごろ)の小林製薬のアイボンを再現したイメージ。白い洗面台に置いた小さな透明のカップと、無地のボトル、たたんだタオル。
平成7年〜平成11年(1995〜1999年ごろ)の小林製薬のアイボンを再現したイメージ。白い洗面台に置いた小さな透明のカップと、無地のボトル、たたんだタオル。(イメージ)

30代の時間軸

小林製薬は製品の歴史の中で、平成7年(1995年)に洗眼薬「アイボン」を発売したと紹介しています。当時「目を洗う」商品はすでに他社から出ていましたが、同社は誰に向けた商品なのかを考え、コンタクトレンズを使う人に対象を絞ったことで大きく売れたそうです。この記事は発売年を起点にした回想で、どの家の洗面台にも同じ時期に置かれていたという意味ではありません。

付属のカップに液を注ぎ、うつむいて目に当ててから顔を上げ、何度かまばたきします。コンタクトレンズを外したあとに使う人もいれば、プールや砂ぼこりのあとに使う人もいました。初めて使ったとき、カップの縁を押し当てる強さが分からず、液を頬にこぼした人もいたでしょう。

朝の洗面台、部活のあとの更衣室、花粉の季節の帰宅後、レンズケースを並べた寝る前の洗面所。カップのつるりとした縁、目の中でゆれる液のひやりとした冷たさ、まばたきしたときのぱしゃっという小さな音と、ほのかにすっとする匂いが、鏡に映る眠そうな顔と一緒に思い出されます。

いまは使い捨てのコンタクトレンズが広まり、目薬も種類がずっと増えました。目を洗うかどうか、どう手入れするかは、眼科で相談して決める人も多いでしょう。洗面台に並ぶものは家ごとに変わりましたが、目をいたわる小さな習慣を持つこと自体は、いまも続いています。

あなたの洗面台には、どんなものが並んでいましたか。歯ブラシの色やコップ、家族それぞれの小瓶を思い出すと、朝の支度の順番まで戻ってくるかもしれません。使ったことがない人は、家族のだれかが使っていた姿を思い出してみてもかまいません。

小林製薬のアイボンを思い出す三つの手がかり

  1. まず、30代の小林製薬のアイボンにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあなたが目を洗っていたのは、一日のうちのどんな時間でしたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。