あアノコロ記憶のタイムマシン
70代 街・暮らし

昭和37年(1962年)ごろの大正製薬のリポビタンD|冷やした茶色の小瓶を開けた薬局の前

昭和37年〜昭和41年(1962〜1966年ごろ)の大正製薬のリポビタンDを手がかりに、冷やした小瓶のドリンクを薬局で買った記憶を振り返ります。大正製薬の公式資料で発売年と「冷やして飲む」発想を確かめ、瓶の重さや冷たさ、今との違いをたどります。

昭和37年〜昭和41年(1962〜1966年ごろ)の大正製薬のリポビタンDを再現したイメージ。町の薬局のガラスの冷蔵ケースに並んだ、ラベルのない茶色の小瓶と、カウンターの一本。
昭和37年〜昭和41年(1962〜1966年ごろ)の大正製薬のリポビタンDを再現したイメージ。町の薬局のガラスの冷蔵ケースに並んだ、ラベルのない茶色の小瓶と、カウンターの一本。(イメージ)

70代の時間軸

大正製薬の沿革には、昭和37年(1962年)にドリンク剤「リポビタンD」を発売したと書かれています。アンプル剤が主流だった当時、量を増やして薬くささを薄め、味をつけて冷やして飲むという発想から生まれたそうです。J-Net21の記事は、同社が昭和35年(1960年)に錠剤とアンプル剤の「リポビタン」を出し、その流れでこのドリンク剤につながったと紹介しています。この記事は発売年を起点にした回想で、どの町でも同じ年に並んでいたという意味ではありません。

薬局の冷蔵ケースから一本取り出し、店先でふたを開けてその場で飲みます。仕事の合間に一本飲む大人の姿を、子どもが横で見ていた家もありました。自分ではまだ飲めず、空き瓶をもらって並べて遊んだ人もいたかもしれません。

町の薬局の店先、職場の休憩所、運動会の大人の応援席。冷えた瓶を握ったときの手のひらの冷たさ、小さな瓶なのにずしりとくるガラスの重み、ふたを開けたときの甘い匂いと、飲み干したあとに瓶をカウンターへ戻すことんという音が、町の情景と一緒に残っています。

いまはコンビニにも栄養ドリンクが並び、種類も成分もずっと細かく分かれました。働き方や休み方についての考え方も、当時とは大きく変わっています。それでも、ひと仕事の前に小瓶を一本開ける大人の姿は、今も町のどこかで見かけます。

あなたが思い出す茶色の小瓶は、どこで見たものでしたか。薬局の主人の白衣や、冷蔵ケースのガラスの曇り、一本を飲んでいた人の背中を思い出すと、その町の音まで戻ってくるかもしれません。記憶の中の人の顔は、ぼんやりしていてもかまいません。

大正製薬のリポビタンDを思い出す三つの手がかり

  1. まず、70代の大正製薬のリポビタンDにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあなたの記憶の中で、茶色の小瓶を飲んでいたのは誰でしたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。