昭和58年(1983年)ごろの大塚製薬のカロリーメイト|試合の前にかじったブロックの粉っぽさ
昭和58年〜昭和62年(1983〜1987年ごろ)の大塚製薬のカロリーメイトを手がかりに、部活や試験の合間にブロックをかじった時間を振り返ります。大塚製薬の公式資料で誕生の年と、宇宙食の考え方から生まれた開発の経緯を確かめ、口の中の水分を持っていかれる感触や今との違いをたどります。

50代の時間軸
大塚製薬はカロリーメイトの歩みの中で、昭和58年(1983年)4月にカロリーメイトが誕生したと紹介し、発売されたばかりの頃はなかなか理解してもらえなかったと振り返っています。誕生秘話によると、前身は昭和54年(1979年)に生まれた栄養食「ハイネックス-R」で、宇宙食の考え方を応用したそうです。最初に注目したのはスポーツ選手で、プロ野球選手やオリンピック選手がトレーニング中や試合前に食べていることが話題になったとも書かれています。この記事は発売年を起点にした回想で、どの家にも同じ年に届いたという意味ではありません。
箱から一本取り出し、ほろっと崩れる角をかじって、水筒のお茶で流し込みます。試合の前に食べた人もいれば、受験勉強の夜食にした人、朝ごはんの時間がない日に一本だけ口に入れた人もいました。口の中の水分を持っていかれるので、飲み物を手元に置いてから箱を開けるのが自然な順番になっていた人も多いでしょう。
体育館の隅に置いたスポーツバッグの横、塾へ向かう電車の座席、夜の机でノートを広げたまま。ほろほろと崩れる生地の粉っぽさ、ほんのり甘く香ばしい匂い、かむたびに口の中が乾いていく感じ、水筒の麦茶で流し込んだときのほっとした気持ちが、汗や消しゴムのかすの匂いと一緒に残っています。膝に落ちた細かなかけらを払った人もいたでしょう。
公式の歩みによると、昭和58年11月にはドリンクタイプが、翌年4月にはフルーツ味のブロックが加わり、平成5年(1993年)のチョコレート味のころには「食べる」ダイエットも提案していました。いまはコンビニやドラッグストアに、ゼリー飲料や栄養を補うバーがずらりと並びます。食事を短く済ませる道具が増えた分、あのころの一本を特別に感じる人もいれば、いまも変わらず机の引き出しに入れている人もいるでしょう。
あなたにとってのカロリーメイトは、がんばる日の食べものでしたか、それとも急いでいる朝の代わりでしたか。一緒に飲んでいたもの、かじった場所、横にいた人を思い出すと、その日の緊張や疲れまで少し戻ってくるかもしれません。
大塚製薬のカロリーメイトを思い出す三つの手がかり
- まず、50代の大塚製薬のカロリーメイトにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
- 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
- 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。
思い出の問いあなたがカロリーメイトを口にしたのは、どんな日のどの時間でしたか?
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- 大塚製薬「カロリーメイトの歩み」
- 大塚製薬「カロリーメイト誕生秘話」
- 編集確認日:2026-10-24。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。