昭和52年(1977年)ごろのゼブラのシャーボ|軸を回して芯とボールペンを切り替えた一本
昭和52年〜昭和56年(1977〜1981年ごろ)のゼブラのシャーボを手がかりに、一本でシャープペンシルとボールペンを使い分けた教室や職場を振り返ります。ゼブラの沿革と文具の記事で発売年と当時の新しさを確かめ、軸を回す手ごたえや金属の冷たさ、今との違いをたどります。

50代の時間軸
ゼブラは沿革で、昭和52年(1977年)にシャープペンシルとボールペンを一体化した「シャーボ」を発売したと紹介しています。文具の記事によると、当時は多色のボールペンが中心で、ボールペンとシャープペンシルを一本にまとめた点が発売当時は画期的だったそうです。別の記事では、日本初の回転式の多機能ペンで、社会現象といえるほどの大ヒットだったと紹介されています。この記事は発売年を起点にした回想で、どの人も同じ年に使い始めたという意味ではありません。
軸をくるっと回すとボールペンの先が出て、反対に回すとシャープペンシルに切り替わります。授業のノートは鉛筆の芯で、提出物の名前だけはボールペンでと使い分けた人もいれば、手帳にさして持ち歩いた大人、進学祝いに贈られた人もいました。学校によっては、シャープペンシルを使ってよい学年が決まっていたところもあったでしょう。
中学校の教室の机、会社の机の引き出し、背広の内ポケット、図書館の自習席。軸を回すときのかちっという手ごたえ、金属の軸のひんやりした感触、芯を出すときの小さなノック、ボールペンのインクの匂いが、ノートの罫線と一緒に思い出されます。
いまは多色のボールペンにシャープペンシルを組み合わせた多機能ペンが当たり前になり、色や機能を自分で選んで組み合わせるものまであります。ゼブラ自身も平成19年(2007年)に「シャーボX」、令和2年(2020年)に「シャーボNu」を出しています。一本で何役もこなす道具の考え方は、あのころの一本から続いているのかもしれません。
あなたの筆箱やポケットで、いちばん長く使った一本は何でしたか。だれにもらったのか、いつなくしたのか、手になじんだ重さを思い出すと、それを握っていたころの机まで戻ってくるかもしれません。
ゼブラのシャーボを思い出す三つの手がかり
- まず、50代のゼブラのシャーボにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
- 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
- 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。
思い出の問いあなたの筆箱やポケットで、いちばん長く使った一本は何でしたか?
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- ゼブラ「沿革」
- All About(シャーボ)
- ウォーカープラス(ゼブラの文具)
- 編集確認日:2026-10-24。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。