あアノコロ記憶のタイムマシン
50代 学校・青春

昭和54年(1979年)ごろのグリコのカフェオーレ|先のとがった紙パックにストローを刺した帰り道

昭和54年〜昭和58年(1979〜1983年ごろ)の江崎グリコのカフェオーレを手がかりに、喫茶店へ行かずに飲めるようになったコーヒー牛乳の時間を振り返ります。江崎グリコのニュースリリースと担当者への取材記事で発売の年と名前の決め方を確かめ、円錐形のパックの手ざわりや今との違いをたどります。

昭和54年〜昭和58年(1979〜1983年ごろ)のグリコのカフェオーレを再現したイメージ。秋の公園のベンチに置いた、ストローを刺した先のとがった無地の円錐形の紙パックと、パンの紙袋。
昭和54年〜昭和58年(1979〜1983年ごろ)のグリコのカフェオーレを再現したイメージ。秋の公園のベンチに置いた、ストローを刺した先のとがった無地の円錐形の紙パックと、パンの紙袋。(イメージ)

50代の時間軸

江崎グリコのニュースリリースによると、カフェオーレは昭和54年(1979年)、コーヒーを喫茶店で飲むことが主流だった時代に、手軽にもっとおいしいものを楽しんでもらいたいという思いから生まれました。@DIMEの取材に江崎グリコの担当者は、フランスの「カフェ・オ・レ」に注目したこと、日本人には「カフェ・オ・レ」より「カフェオーレ」の方が発音しやすいと考えてあえてその名前にしたことを語っています。同じ記事は、円錐形をもとにした独特の形とゴールドのパッケージが特徴だと紹介しています。この記事は発売年を起点にした回想で、どの店にも同じ年に並んだという意味ではありません。

とがった形の紙パックにストローを刺し、甘いコーヒー牛乳を吸い上げます。学校帰りに公園で飲んだ人もいれば、パンと一緒に昼食にした人、部活の先輩におごってもらった人もいました。金色の紙パックを手に持ったまま、飲み終わるまで歩いた人もいたでしょう。飲み終わったパックを手の中でつぶした感触を覚えている人もいるかもしれません。

公園のベンチ、駅の売店の前、校舎の裏の階段。先のとがった紙パックが手のひらに収まる感じ、ストローを吸うたびに少しへこむ紙の柔らかさ、ミルクの甘さの奥にあるコーヒーのほろ苦い香り、冷えたパックの表面の湿り気が、落ち葉を踏む音や放課後の空の色と一緒に残っている人もいるでしょう。

いまはコンビニにチルドカップのカフェラテやペットボトルのコーヒーが何種類も並び、コーヒーを家や外で飲むのは当たり前になりました。Precious.jpは、カフェオーレの登場で家庭や屋外でもコーヒー飲料を楽しめるようになったと紹介しています。@DIMEによると、グリコはドリップしたコーヒーを「ネル」と呼ばれる布でこす方法を取っているそうで、手軽さの裏にも作り方のこだわりがあったわけです。

カフェオーレで初めてコーヒーの味を知った人もいれば、家で大人のコーヒーを少しなめた人、苦いものは苦手で避けていた人もいたでしょう。買えたのが学校の購買か駅の売店か、近くに店があったかでも記憶は分かれます。あなたが初めて「コーヒーの味」を口にしたのは、どんな飲み物でしたか?

グリコのカフェオーレを思い出す三つの手がかり

  1. まず、50代のグリコのカフェオーレにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあなたが初めて「コーヒーの味」を口にしたのは、どんな飲み物でしたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。