昭和59年(1984年)ごろのプラスのチームデミ|手のひらのケースを開けて小さなホッチキスを取り出した教室
昭和59年〜昭和63年(1984〜1988年ごろ)のプラスのチームデミを手がかりに、手のひらサイズの文具セットを持ち歩いた日々を振り返ります。プラスの沿革とニュースリリース、PLUS PRESSで発売の年と販売数、開発の考えを確かめ、ケースを開ける音や小さな道具の手ざわり、今との違いをたどります。

50代の時間軸
プラスの沿革には、昭和59年(1984年)に「千代田パーソナル文具セット「チームデミ」発売、累計約650万個発売のメガヒットへ」とあり、昭和60年(1985年)には日経優秀製品・サービス賞の優秀賞を受けたと記されています。2020年のニュースリリースによると、チームデミは「持っていることで喜びを感じさせるステーショナリー」という開発コンセプトで作られ、その可愛らしい姿が当時の女性を中心に支持されたそうです。
PLUS PRESSはチームデミを手のひらサイズの文具セットと紹介し、2020年のリリースは、80年代から変わることのない「切る・貼る・綴じる・測る」を文具の本質として受け継いだと書いています。かばんに入れて持ち歩き、プリントを綴じたり、切り抜きを貼ったりする場面で取り出します。学校の机の中にしまっていた人もいれば、仕事の机の引き出しに入れていた人もいました。友達に見せ合ったり、貸し借りしたりした記憶がある人もいるでしょう。
使っていたのは、教室の机の上、部活の部室、自分の部屋の勉強机。ケースを開け閉めするときの小さな音、道具がくぼみにぴたりと収まる感覚、小さなホッチキスを押したときの思いのほか確かな手ごたえを覚えている人もいるでしょう。てのひらに載せたときの軽さや、つるりとしたプラスチックの手ざわりも、思い出の中に残っているかもしれません。
2020年9月10日、プラスはプロダクトデザイナーの深澤直人氏のデザインで新しい「チームデミ」を発売しました。8つのアイテムをコンパクトなケースに収め、メーカー希望小売価格(税抜)は6,000円でした。リリースは、デジタル化が進むいまだからこそ文具のワクワク感を届けたいと書いています。メモも予定もスマートフォンで済ませる人が増えた今、小さな道具をそろえて持ち歩く楽しさは少し特別なものになりました。
自分で買った人、誕生日に贈られた人、友達が持っているのを横で眺めていた人。チームデミの記憶は、通っていた学校や近くの文房具店、そのころの流行によってさまざまです。ケースの形より、中に入っていた道具の小ささをよく覚えている人もいるでしょう。あなたがチームデミのケースを開けて最初に手に取ったのは、どの道具でしたか?
プラスのチームデミを思い出す三つの手がかり
- プラスのチームデミにまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
- そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
- いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- プラス株式会社「社会最適のあゆみ」
- プラス株式会社 ニュースリリース「「チームデミ」 新発売」(2020年)
- PLUS PRESS「プラスのステーショナリー、革新は原点」(2021年)
- 編集確認日:2026-10-27。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。