あアノコロ記憶のタイムマシン
70代 街・暮らし

昭和35年(1960年)ごろの明治ミルクチョコレート|テレビのCMから流れた、あの歌と板チョコ

発売は1926年、テレビ放送が始まったあとの60年代に入ってCMが流れはじめた板チョコです。昭和35年〜昭和39年(1960〜1964年ごろ)の明治ミルクチョコレートについて、明治の品質保証のページと100周年の特設ページで、発売の年とCMの歌を確かめました。

昭和35年〜昭和39年(1960〜1964年ごろ)の明治ミルクチョコレートを再現したイメージ。夕方の電球の暖かな光が当たる日本の居間の低い木のテーブルの上で、無地の四角い区切りのある平たい板チョコの角が二かけ割れて横に置かれ、しわの寄った無地の銀紙に載り、奥で電源の切れた小さな白黒テレビがぼんやり見える。
昭和35年〜昭和39年(1960〜1964年ごろ)の明治ミルクチョコレートを再現したイメージ。夕方の電球の暖かな光が当たる日本の居間の低い木のテーブルの上で、無地の四角い区切りのある平たい板チョコの角が二かけ割れて横に置かれ、しわの寄った無地の銀紙に載り、奥で電源の切れた小さな白黒テレビがぼんやり見える。(イメージ)

70代の時間軸

明治の品質保証のページは、明治ミルクチョコレートを1926年に発売した商品とし、誕生して以降、レシピをいっさい変えていないと書きます。主な原料はカカオ豆とミルクと砂糖で、明治が本格的に取り組んだ最初の板チョコだったといいます。100周年の特設ページは、発売のころを、それまで贅沢品だったチョコレートが、ようやく人びとの手に届くものになった時代と説明しています。

包み紙の裏には点数が印刷されていて、100点分を集めてお菓子屋さんへ持っていくと、ミルクチョコレートや明治キャラメルに交換できました。特設ページは、これを昭和が始まったころの工夫として紹介しています。

包みをそっとめくると、甘い匂いが立ちのぼります。親指に力を入れて割ると乾いた小さな音がして、四角い一かけが手に残り、口に入れれば体温でゆっくり形を失う。そこへ、テレビから歌が流れてきます。「♪チョコレート、チョコレート、チョコレートは明治」。覚えやすい歌詞とメロディーで、当時はワイワイと、にぎやかに、大勢で1つのテレビを囲む時代だったと、明治の特設ページは書いています。

今、チョコレートの日といえば2月14日のバレンタインデーが思い浮かびますが、特設ページは、日本で定着してきたのは1970年といわれると書いています。昭和35年からの数年の板チョコには、贈り物としての役はまだありませんでした。

テレビが家に来た時期は、町や家によって違いました。近所の家の居間に集まって見た子にとっては、CMの歌は、人の家の畳の匂いと一緒に覚えた歌です。自分の家のテレビで見た子にとっては、夕飯の前後に聞いた歌になります。「チョコレートは明治」の歌が流れたとき、あなたの家のテレビの前には誰がいて、板チョコは誰が割りましたか?

明治ミルクチョコレートを思い出す三つの手がかり

  1. 明治ミルクチョコレートにまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
  2. そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
  3. いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。