昭和44年(1969年)ごろのテレビアニメのサザエさん|日曜の夕方、茶の間のテレビから「カラーで放送しています」と流れた日
日曜の午後6時半、番組が始まるとオープニングで「カラーで放送しています」と告げられました。昭和44年〜昭和48年(1969〜1973年ごろ)のテレビアニメ「サザエさん」を、公式サイトの年表と、フジテレビの発表を伝えるAV Watch、PHILE WEBの記事で確かめます。

60代の時間軸
公式サイトの「サザエさん50年の歴史」は、1969年(昭和44年)10月5日を、「サザエさん」放送スタートの日としています。その年表には、同じ年のアポロ11号月面着陸も並びます。AV Watchの記事は、毎週日曜午後6時半から放送中で、1969年10月5日に放送を開始して以来、同じ時間帯で続いてきたと書きます。PHILE WEBが伝えるフジテレビの発表によると、初期の作品は35mmネガフィルムの状態で倉庫に眠っていて、第1回(1969年10月5日)から第53回(1970年10月4日)のうち50回分が、のちに配信されました。
公式サイトの年表は、放送スタートの回のオープニングで、サザエが「カラーで放送しています」と言ったと記しています。カラーの画面でその声を聞いた家もあれば、白黒の画面で聞いた家もあったでしょう。
日曜の夕方、台所から味噌汁の湯気が上がり、居間のちゃぶ台に茶碗が並びます。テレビは木の箱で、電源を入れて少し待つと、ガラスの画面が明るくなる。夕方の光が窓から斜めに入って、画面の端に細く反射する。オープニングの歌が流れだすと、台所の食器の音が、ひとつ小さくなる。畳の上には、遊び疲れた子の脱ぎ捨てた靴下が丸まっていて、足の裏に、乾いた日なたの熱がまだ残っていました。
フジテレビのプロデューサーは、初期作品は、いま放送中の「サザエさん」とは作風や表現も異なっていて、見比べると新しい魅力が見つかると語っています。いまは倉庫から出てきたフィルムが配信で見られますが、当時は日曜のその時間を逃せば、次の回まで待つしかありませんでした。
日曜のこの時間は、風呂の順番と重なる家もありました。先に入って髪を濡らしたまま画面の前に座る子と、あとから入る子とでは、見た場面が違います。日曜の午後6時半、あなたの家では夕飯の前と後のどちらにテレビをつけ、ちゃぶ台のどの席から画面を見ましたか?
テレビアニメのサザエさんを思い出す三つの手がかり
- テレビアニメのサザエさんにまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
- そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
- いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- フジテレビ「サザエさん 公式ホームページ サザエさん50年の歴史」
- AV Watch「サザエさん初期フィルム作がAmazonとFODで配信」(2018年12月25日)
- PHILE WEB「『サザエさん』の初期作50回分がAmazonとFODで配信決定」(2018年12月25日)
- 編集確認日:2026-11-05。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。