昭和29年(1954年)ごろの小学館の小学一年生|付録のあいうえおかあどを、新しい机に並べた入学の春
創刊は、昭和より前の大正の末でした。昭和29年〜昭和33年(1954〜1958年ごろ)の小学館の小学一年生を、小学館の100周年記念サイトにある三つの年の表紙情報から確かめ、創刊の年、新入学児童の数、付録の名前を書き出します。

70代の時間軸
小学館の100周年記念サイトによると、大正14年(1925年)の3月に『セウガク一年生』の4月号が創刊され、この年に学習雑誌の学年がすべて揃いました。昭和29年(1954年)の欄には、戦後すぐのベビーブームで生まれた子どもたちが入学し、新入学児童が255万人に上ったこと、『小学一年生』の発行部数が60万部を突破したことが記されています。
付録の名前は、これから文字を覚える子のためのものでした。昭和31年(1956年)の記録に挙がっているのは、あいうえおかあど、がっこう あそび、べんきょうえほん、みんなのぽけっとです。
入学前の春、母に連れられた本屋で買ってもらった号を、家の机に広げます。机の木は新しく、天板に雑誌を置くと、表紙のつやが窓の光を白く返しました。あいうえおかあどのような付録が付く年は、一枚ずつ畳の上に並べてみる。ひらがなの形は、離れた場所からでも目に入ります。新しい鉛筆を削ると、削りかすの匂いが紙の匂いに重なり、角の尖ったかあどが、指にあたって少し痛い。
いま小学館は、この雑誌のために100周年記念サイトを開いていて、年代ごとの表紙を100年分収録し、自分の小学一年生のときの表紙を検索できるようにしています。昭和29年の60万部は、サイトによれば、その時点の過去最高の記録でした。紙の付録を一枚ずつめくる代わりに、画面で当時の表紙を探せます。
ある家では、新入学の祝いに、姉が使い終えた号の付録が引き出しから出てきて、弟の机に並べられました。新しい号を店で選んで買った家とは、覚えている付録の手ざわりが違います。小学一年生の付録で、あなたがいちばん長く机の上に出しておいたのは何で、どこにしまいましたか?
小学館の小学一年生を思い出す三つの手がかり
- 小学館の小学一年生にまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
- そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
- いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- 小学館「小学一年生 100周年記念サイト 表紙コレクション 1925年」
- 小学館「小学一年生 100周年記念サイト 表紙コレクション 1954年」
- 小学館「小学一年生 100周年記念サイト 表紙コレクション 1956年」
- 編集確認日:2026-11-05。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。