昭和36年ごろのみんなのうた|5分間で覚えた新しい歌
NHKの「みんなのうた」が放送を始めた1961年を起点に、昭和36年〜昭和45年(1961〜1970年ごろ)の、短い番組から新しい歌を覚えた記憶を振り返ります。

70代の時間軸
「みんなのうた」は、子どもたちに良質で健全な歌を聴いてもらおうと、NHKのテレビとラジオで放送されている5分間の音楽番組です。1961年4月3日に放送を始め、最初に放送されたのはチェコ民謡「おお牧場はみどり」で、東京少年少女合唱隊が歌い、映像は実写でした。その後も「手のひらを太陽に」(1962年)、「ねこふんじゃった」(1966年)、「グリーングリーン」(1967年)などが放送されています。 この記事では「昭和36年〜昭和45年(1961〜1970年ごろ)」を、資料で確かめられる発売・開始の時期と、暮らしの中でみんなのうたに触れた時期が重なる目安として扱います。地域、家庭、学校、手に入れた時期によって体験は変わるため、同じ世代なら同じ思い出があるとは決めつけません。
当時の使い方を思い出してみます。番組と番組のあいだの短い時間に始まるので、気づいたときには歌が流れていることもありました。同じ歌がしばらく繰り返し放送されるうちに、歌詞を少しずつ覚え、学校や家で口ずさむようになったという人もいます。ラジオで聴いた歌に、あとからテレビで映像がついていたことを知った家もありました。
みんなのうたがあった場所は一つではありません。夕方の茶の間のテレビの前、台所で母親がつけていたラジオのそば、音楽の授業の前の教室、親戚の家の居間で耳にしました。 都市か地方か、家や学校の決まり、近くの店の品ぞろえによって、記憶の背景は人それぞれです。
音や手ざわりの記憶として残りやすいのは、番組の始まりを知らせる短い音楽、子どもの合唱の高く澄んだ声、ブラウン管に映る絵や実写の映像のちらつき、歌い終わるとすぐ次の番組に変わるあっけなさです。年表には残らない感覚をたどると、そのとき近くにいた人の顔まで思い出せることがあります。
いまは好きな歌を何度でも呼び出して聴けますが、放送される時刻に居合わせた歌だけを覚えていった5分間には、偶然の出会いのような楽しさがありました。 今と比べるのは、便利になった暮らしを否定するためではなく、当時の手間の中にあった工夫や会話を見つけ直すためです。
みんなのうたを思い出す三つの手がかり
- まず、70代のみんなのうたにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
- 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
- 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。
思い出の問いみんなのうたで最初に覚えた歌は何だったか、それをどこで聴いたか覚えていますか?
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- NHK みんなのうた「みんなのうたって?」
- NHK みんなのうた「おお牧場はみどり」
- 編集確認日:2026-10-17。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。