昭和60年(1985年)ごろの伊藤園の缶入り煎茶|お茶を「買う」ようになった頃
昭和60年〜平成1年(1985〜1989年ごろ)の伊藤園の缶入り煎茶を手がかりに、お弁当の横や移動中に缶のお茶を開けた場面を振り返ります。伊藤園の公式沿革で発売年と改称を確かめ、缶の手ざわり、香り、今との違いをたどります。

50代の時間軸
伊藤園の沿革は、昭和60年(1985年)に世界初の缶入り緑茶飲料「缶入り煎茶」を発売し、平成1年(1989年)に名前を「お~いお茶」に改めたと記しています。前年に缶の中の酸素を除く製法を確立したことも書かれています。この記事は発売から改称までの時期を回想の目安にしたもので、どこでも同じ時期に買えたという意味ではありません。
駅の売店や自動販売機で緑の缶を買い、駅弁や仕出し弁当の横に置いてプルタブを引きます。お茶は急須で淹れるものと考える家も多く、初めて缶のお茶を見たときの驚きは人によって違いました。職場の会議や行楽の日に、配られた缶で初めて知った人もいるでしょう。
新幹線の窓際、運動会の観客席、職場の机の上。冷えた缶を開けた瞬間に立つ香り、金属の縁に唇が触れる感触、少し渋みのある味が、その日の移動や行事と結びついています。温かい缶を両手で包んだ冬の駅のホームを思い出す人もいるかもしれません。
いまはペットボトルのお茶がコンビニの棚に並び、お茶を買うことは特別ではなくなりました。一方で、缶の形のまま残る商品は少なくなっています。急須で淹れる家庭のお茶と、外で買うお茶が分かれていった流れを、この缶は早い時期に見せていたのかもしれません。
お茶を買って飲むことに、最初は違和感がありましたか。誰かに「お茶を買うなんて」と言われた記憶や、逆にすぐ慣れた記憶があれば、その頃の暮らしの変わり目が見えてくるはずです。自分の感じ方をそのまま思い出してみてください。
伊藤園の缶入り煎茶を思い出す三つの手がかり
- まず、50代の伊藤園の缶入り煎茶にまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
- 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
- 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。
思い出の問い缶入りのお茶を初めて飲んだのは、どこで何を食べていたときでしたか?
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- 伊藤園 沿革
- 伊藤園「お~いお茶」発売30周年記念 参考資料
- 編集確認日:2026-10-20。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。