あアノコロ記憶のタイムマシン
70代 街・暮らし

昭和42年(1967年)ごろのネスカフェ ゴールドブレンドの瓶|スプーン一杯の来客用

昭和42年〜昭和46年(1967〜1971年ごろ)のネスカフェ ゴールドブレンドの瓶を手がかりに、スプーンで粒をすくってお湯を注いだ場面を振り返ります。ネスレ日本の公式資料で発売の時期と国内生産の背景を確かめ、香りや手ざわり、今との違いをたどります。

昭和42年〜昭和46年(1967〜1971年ごろ)のネスカフェ ゴールドブレンドの瓶を再現したイメージ。金色のふたの無地のガラス瓶から、スプーンでコーヒーの粒をすくう居間のテーブル。
昭和42年〜昭和46年(1967〜1971年ごろ)のネスカフェ ゴールドブレンドの瓶を再現したイメージ。金色のふたの無地のガラス瓶から、スプーンでコーヒーの粒をすくう居間のテーブル。(イメージ)

70代の時間軸

ネスレ日本の歩みは、コーヒー豆の輸入自由化を受けて昭和40年(1965年)に姫路工場を建て、翌年から「ネスカフェ」の国内生産を始めたと記しています。同じ年表は、平成29年(2017年)に「ネスカフェ ゴールドブレンド」が発売50周年を迎えたとしており、ブランドページも昭和42年(1967年)に日本初のフリーズドライ製法のコーヒーとして販売を始めたと記しています。発売年を起点にした回想で、どの家にも同時に広まったわけではありません。

瓶のふたを開けて内側の紙をはがし、スプーンで茶色の粒をすくってカップに入れ、魔法瓶のお湯を注ぎます。来客用にだけ出す家、毎朝飲む家など、瓶を開ける頻度は家庭によって違いました。砂糖やクリームの量を一人ずつ聞きながら用意した記憶もあるでしょう。

応接間のテーブル、職場の給湯室、受験勉強の机。初めて紙をはがしたときに立ちのぼる香り、乾いた粒がスプーンの上でさらさらと動く感触、お湯で溶けていく様子が、その場面と結びついています。湿気で固まった粒をスプーンで崩した冬を覚えている人もいるかもしれません。

いまはスティックや詰め替え用の袋、カプセル式の機械など、家でコーヒーを飲む方法が増えました。瓶を棚に置き、来客のときに取り出す特別さは薄れています。粒をすくう一杯と、ボタン一つの一杯を比べると、もてなし方の変化が見えてきます。

あなたの家で、この瓶のコーヒーを最初に飲んだのは誰でしたか。カップの柄や、一緒に出したお菓子を思い出すと、そのとき訪ねてきた人の顔まで浮かんでくるかもしれません。

ネスカフェ ゴールドブレンドの瓶を思い出す三つの手がかり

  1. まず、70代のネスカフェ ゴールドブレンドの瓶にまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いインスタントコーヒーの瓶は、家のどこに置かれていましたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。