あアノコロ記憶のタイムマシン
70代 街・暮らし

昭和39年(1964年)ごろのミツカン味ぽんの瓶|水炊きの鍋を囲んだ冬の夜

昭和39年〜昭和43年(1964〜1968年ごろ)のミツカン味ぽんを手がかりに、鍋を囲んでぽん酢の小皿に具をくぐらせた冬の夜を振り返ります。ミツカンの公式資料で関西での誕生と全国発売の年を確かめ、湯気や酸味、今との違いをたどります。

昭和39年〜昭和43年(1964〜1968年ごろ)のミツカン味ぽんの瓶を再現したイメージ。ホースつきの卓上ガスこんろで湯気を立てる土鍋の水炊きと、ぽん酢を注いだ小鉢、ラベルのない茶色い瓶と半分に切った柑橘。
昭和39年〜昭和43年(1964〜1968年ごろ)のミツカン味ぽんの瓶を再現したイメージ。ホースつきの卓上ガスこんろで湯気を立てる土鍋の水炊きと、ぽん酢を注いだ小鉢、ラベルのない茶色い瓶と半分に切った柑橘。(イメージ)

70代の時間軸

ミツカンの味ぽんHISTORYは、昭和39年(1964年)11月に「ミツカン ぽん酢〈味つけ〉」を関西で試験的に販売したのが始まりだと説明しています。昭和42年(1967年)秋には「ミツカン 味ぽん酢」として全国で販売されました。関西で先に広まったため、ここで扱う年代幅も地域によって感じ方が違うはずです。

土鍋の水炊きが煮えると、瓶から小皿へぽん酢を注ぎ、鶏肉や白菜をくぐらせて食べます。薬味にもみじおろしを入れる家、ねぎだけの家など、小皿の中身にも家の好みが出ました。鍋の締めに雑炊を作るか、うどんを入れるかで家族の意見が分かれた人もいるでしょう。

冬の茶の間、こたつの上の卓上こんろ、親戚が集まった座敷。土鍋から上がる湯気、小皿に注ぐときのとくとくという音、しょうゆと柑橘の酸っぱい香りが、寒い夜の窓の曇りと結びついています。熱い白菜を冷ましながら食べた口の中の感覚を覚えている人もいるかもしれません。

いまは鍋のつゆやぽん酢の種類が増え、一人用の鍋や電子レンジで作る鍋も珍しくありません。味ぽんも鍋だけでなく、冷ややっこや焼き肉、炒め物に使う調味料として紹介されるようになりました。鍋を大人数で囲む機会は、家によって増えも減りもしています。

あなたの家の鍋の日は、どんな具が入っていましたか。土鍋の柄や卓上こんろの火の色、取り分けてくれた人の声を思い出すと、その冬の夜の温かさまで戻ってくるかもしれません。思い出す順番は、自由でかまいません。

ミツカン味ぽんの瓶を思い出す三つの手がかり

  1. まず、70代のミツカン味ぽんの瓶にまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問い味ぽんを小皿に注いだ鍋の日、食卓には誰が座っていましたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。