あアノコロ記憶のタイムマシン
60代 街・暮らし

昭和43年(1968年)ごろの出前一丁のごまラー油|小袋を最後にしぼった一杯

昭和43年〜昭和47年(1968〜1972年ごろ)の出前一丁を手がかりに、袋めんの仕上げにごまラー油の小袋をしぼった場面を振り返ります。日清食品の公式史で発売年と小袋の特徴を確かめ、香りや音、今との違いをたどります。

昭和43年〜昭和47年(1968〜1972年ごろ)の出前一丁のごまラー油を再現したイメージ。陶器の丼に入ったしょうゆ味の袋めんの表面に、赤茶色のごま油のしずくが広がる。
昭和43年〜昭和47年(1968〜1972年ごろ)の出前一丁のごまラー油を再現したイメージ。陶器の丼に入ったしょうゆ味の袋めんの表面に、赤茶色のごま油のしずくが広がる。(イメージ)

60代の時間軸

日清食品グループのNISSIN HISTORYは、「出前一丁」を昭和43年(1968年)2月に発売したと記しています。ゴマのエキスをベースに13種類の味をプラスした特製の「ごまラー油」を添え、既存の商品と差をつけたと説明されています。この記事は発売年を起点にした回想で、全国で同時に食べられ始めたという意味ではありません。

鍋でめんをゆでてスープを溶かし、丼に移したら、最後に小さな袋の端を切ってごまラー油をしぼります。全部入れる人、半分だけ入れる人、ほかの料理に取っておく人など、小袋の使い方は人によって違いました。袋の切り口が開かず、指を油で汚した人もいるでしょう。

土曜の昼の台所、部活から帰った夕方、夜食の机。丼の上に赤茶色の油が丸く広がる様子、立ちのぼるごまの香ばしい匂い、めんをすするときの音が、空腹がおさまっていく感覚と一緒によみがえります。卵や野菜を足すかどうかで、家の台所事情が見えた人もいるかもしれません。

いまは袋めんの味や具の種類が大きく増え、カップめんや冷凍めんで手軽に済ませる日も増えました。小袋の調味料は今も添えられていますが、作る場所が台所の鍋から電気ケトルに変わった人もいるでしょう。同じ一杯でも、作る手順は人によってさまざまです。

あなたが出前一丁を作るとき、どんな具を足していましたか。使っていた鍋の形や丼の柄、食べていた時間帯を思い出すと、その頃の暮らしのリズムまで戻ってくるかもしれません。細かいところは、思い出せる範囲でかまいません。

出前一丁のごまラー油を思い出す三つの手がかり

  1. まず、60代の出前一丁のごまラー油にまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問い出前一丁のごまラー油の小袋を、あなたはいつもどう使っていましたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。