あアノコロ記憶のタイムマシン
60代 街・暮らし

昭和41年(1966年)ごろの明星チャルメラの袋めん|木の実のスパイスをふった夜

昭和41年〜昭和45年(1966〜1970年ごろ)の明星チャルメラの袋めんを手がかりに、屋台の味を台所の片手鍋で作った夜を振り返ります。明星食品の公式資料で発売日とスープの工夫を確かめ、湯気の匂いや別添スパイスの手ざわり、今との違いをたどります。

昭和41年〜昭和45年(1966〜1970年ごろ)の明星チャルメラの袋めんを再現したイメージ。ガスこんろにかけたアルミの片手鍋で、四角い袋めんがほぐれていく湯気の立つ台所。
昭和41年〜昭和45年(1966〜1970年ごろ)の明星チャルメラの袋めんを再現したイメージ。ガスこんろにかけたアルミの片手鍋で、四角い袋めんがほぐれていく湯気の立つ台所。(イメージ)

60代の時間軸

明星食品は「明星 チャルメラ」を昭和41年(1966年)9月7日に発売したと紹介しています。開発は街のラーメン店の食べ歩きから始まり、スープにホタテのエキスを加え、仕上げ用の「木の実のスパイス」を別添にして商品化が決まったそうです。この記事は発売日を起点にした回想で、どの家でも同じ年に食べ始めたという意味ではありません。

片手鍋に湯を沸かし、四角いめんを入れて三分ほど待ちます。卵を落とすか、ねぎを刻むか、何も足さないかは家ごとの流儀でした。粉末スープを溶かし、最後に小袋のスパイスをふる順番を、誰かに教わった人もいれば、袋の裏を読んで自分で覚えた人もいるでしょう。

土曜の昼の台所、受験勉強の合間の夜食、親が留守の日の留守番ごはん。アルミ鍋の縁が熱くなる感じ、めんがほどけていく音、ふたを開けたときに立つしょうゆの香りと、小袋を切ったときに広がるこしょうのような匂いが、場面ごとに思い出されます。丼に移さず鍋から食べた日もあったかもしれません。

いまはカップめんや冷凍めん、具の入った即席めんも多く、鍋を出さずに済む食事が増えました。袋めんは電子レンジ調理に対応したものもあります。それでも鍋で煮て好きな具を足す手間が、袋めんらしさとして残っています。

あなたの記憶の中のチャルメラは、どんな器で食べていましたか。片手鍋の色や、こんろの火の大きさ、一緒に食べた人の顔を思い出すと、その日がどんな一日だったかまで戻ってくるかもしれません。思い出せない部分は、無理に埋めなくてかまいません。

明星チャルメラの袋めんを思い出す三つの手がかり

  1. まず、60代の明星チャルメラの袋めんにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあなたが袋めんを作るとき、鍋に最後に足していたものは何でしたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。