あアノコロ記憶のタイムマシン
50代 街・暮らし

昭和59年(1984年)ごろのアース製薬のアースノーマット|枕元で青いマットが温まった夏の夜

昭和59年〜昭和63年(1984〜1988年ごろ)のアース製薬のアースノーマットを手がかりに、電気で蚊とりマットを温めた夏の夜を振り返ります。アース製薬の公式資料で発売年を確かめ、マットの色が抜けていく様子やほのかな温かさ、今との違いをたどります。

昭和59年〜昭和63年(1984〜1988年ごろ)のアース製薬のアースノーマットを再現したイメージ。畳の寝室の壁際のコンセントに差した小さな器具の上に、青い薄いマットがのっている夜。
昭和59年〜昭和63年(1984〜1988年ごろ)のアース製薬のアースノーマットを再現したイメージ。畳の寝室の壁際のコンセントに差した小さな器具の上に、青い薄いマットがのっている夜。(イメージ)

50代の時間軸

アース製薬の沿革には、昭和59年(1984年)に「アースノーマット」を発売したと書かれています。同社はそれより前の昭和15年(1940年)に「アース渦巻香」を出しており、のちには電池式や屋外用のノーマットも加わりました。この記事は発売年を起点にした回想で、どの家でも同じ年から蚊取り線香と入れ替わったという意味ではありません。

寝る前に器具をコンセントに差し、青い薄いマットを一枚のせます。朝になると色が白っぽく抜けていて、それを取り替えるのが子どもの係だった家もありました。蚊取り線香と並べて使い分けた家もあれば、灰が出ないからとこちらに切り替えた家もあったでしょう。

網戸の向こうで虫が鳴く夏の寝室、扇風機が首を振る茶の間、帰省先の客間の布団。器具に手を近づけたときのほんのりした温かさ、マットを差し込むときのかちっとした手ごたえ、かすかな薬剤の匂いと、夜中に目を覚ましたときの小さなランプの光が、寝苦しい夜の記憶と重なります。

いまは液体を使うものや電池式、ワンプッシュで広げる虫よけなど、蚊への対策はずっと多様になりました。網戸やエアコンが行き届いて、窓を開けて寝ない家も増えています。それでも夏の夜に枕元の器具を確かめる手つきは、多くの家で受け継がれてきました。

あなたの家の夏の寝室には、何が置いてありましたか。蚊帳や扇風機、ノーマットの小さな明かりを思い出すと、窓の外の音や布団の手ざわりまで戻ってくるかもしれません。蚊に刺された腕のかゆさを思い出すのも、記憶の手がかりになります。

アース製薬のアースノーマットを思い出す三つの手がかり

  1. まず、50代のアース製薬のアースノーマットにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあなたの家で、蚊とりのマットを取り替えるのは誰の役目でしたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。