あアノコロ記憶のタイムマシン
50代 テレビ・映画

昭和51年(1976年)ごろのヤマザキナビスコのチップスター|筒を抱えて、テレビの前で一枚ずつ取り出した夜

昭和51年〜昭和55年(1976〜1980年ごろ)のヤマザキナビスコのチップスターを手がかりに、筒を抱えてテレビを見たころを振り返ります。ヤマザキビスケットの沿革とブランドサイトで発売の年月と形の特長を確かめ、筒から取り出す手ざわりや音、今との違いをたどります。

昭和51年〜昭和55年(1976〜1980年ごろ)のヤマザキナビスコのチップスターを再現したイメージ。居間の低いテーブルに立てた無地の白い丸筒と、そこから引き出した楕円形のポテトチップスの重なり、奥に電源の切れたブラウン管テレビ。
昭和51年〜昭和55年(1976〜1980年ごろ)のヤマザキナビスコのチップスターを再現したイメージ。居間の低いテーブルに立てた無地の白い丸筒と、そこから引き出した楕円形のポテトチップスの重なり、奥に電源の切れたブラウン管テレビ。(イメージ)

50代の時間軸

ヤマザキビスケットの沿革によると、同社は1970年10月にヤマザキナビスコ株式会社として設立され、1976年1月にチップスターを発売しました。ブランドページは、チップスターを1976年に国内初の成型ポテトとして生まれ、50年間愛されてきたポテトチップスと紹介し、きれいにカールした楕円形の形状は今も昔も変わらない魅力だと書いています。形がそろっているので、筒の中にきちんと重なって入っていました。この記事は発売年を起点にした回想の目安で、どの町にも同じ月に届いたという意味ではありません。

ふたを開けて、重なったチップスを指先で何枚かまとめて引き出します。同じ形なので何枚か重ねて口に入れる人もいれば、一枚ずつ割らないように取り出す人もいました。食べきれない分はふたをして棚にしまい、翌日またテレビの前に持ってくる家もあったでしょう。筒の底に残った最後の数枚を取ろうとして、筒を傾けたり、手のひらに振り出したりした記憶がある人もいるかもしれません。

居間のテレビの前、子ども部屋のベッドの上、親戚が集まった正月の座敷。ふたを開けたときのぽんという小さな音、指先に残る塩気とかすかな油の感触、筒を振るとからからと鳴る軽さを覚えている人もいるでしょう。手を入れるには筒が細く、大人の手では底まで届かなかったことも、テレビを見ながら食べた夜の記憶と重なっているかもしれません。

沿革によると、1992年10月に丸筒を全面紙製にし、自社生産に切り替えました。2001年11月にはSサイズも丸筒タイプにリニューアルし、2016年9月には社名がヤマザキビスケットに変わっています。社名が変わったいまも、楕円形のチップスが筒に並ぶ姿は昔のままです。一方で、テレビは番組を録画や配信で好きな時間に見るものになり、決まった時間に家族で同じ番組を見ながら筒を回すという場面は、家によってはずいぶん少なくなりました。

家族で一本を回しながら食べた人もいれば、自分専用の筒を持っていた人もいます。遠足や旅行の荷物に入れた人も、お客さんが来た日にだけ出てきた家もあるでしょう。思い出す番組や時間帯は、家族の過ごし方や住んでいた地域によっても違うはずです。あなたがチップスターの筒を抱えて見ていたのは、どんなテレビ番組でしたか?

ヤマザキナビスコのチップスターを思い出す三つの手がかり

  1. まず、50代のヤマザキナビスコのチップスターにまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
  2. 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
  3. 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。

思い出の問いあなたがチップスターの筒を抱えて見ていたのは、どんなテレビ番組でしたか?

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。