昭和54年(1979年)ごろの明治のたけのこの里|きのこの山の隣から、ひと箱を選んだ遠足の前の日
昭和54年〜昭和58年(1979〜1983年ごろ)の明治のたけのこの里を手がかりに、遠足や放課後のおやつにひと箱を選んだ日々を振り返ります。明治のプレスリリース2本で発売の年月と開発の経緯を確かめ、クッキー生地の手ざわりやチョコの溶け方、今との違いをたどります。

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50代の時間軸
明治のプレスリリースによると、たけのこの里は昭和54年(1979年)8月に誕生し、昭和50年(1975年)9月に誕生したきのこの山の兄弟商品として発売されました。開発秘話として、きのこの山の発売当時からたけのこの里の構想があり、「ふるさとシリーズ」として山には「きのこ」、里には「たけのこ」とゴロのよい名前に決まったと書かれています。生地はきのこの山のクラッカー食感に対して柔らかい食感のクッキー生地になりましたが、当時の製造技術ではクッキー生地でたけのこの形を作るのが難しく、試行錯誤を重ねて独自の製造技術を確立したそうです。この記事は発売年を起点にした回想の目安で、どの町の店にも同じ月に並んだという意味ではありません。
箱を開けると小さなたけのこの形がトレーに並んでいて、指先でつまんで口に運びます。チョコの部分だけを先にかじってからクッキーを食べる人もいれば、ひと口で噛んでしまう人もいました。遠足のリュックに入れたり、テストが終わった日のごほうびに買ったり、家族でひと箱を分けたり。きのこの山とどちらが好きかで話がはずんだ教室もあれば、そんな話にはならなかった家もありました。
駄菓子屋の奥の棚、スーパーのお菓子売り場、遠足のレジャーシートの上。箱を振るとかさかさと乾いた音がして、内袋を破るとチョコの甘い匂いがふわりと上がります。クッキー生地のほろりとした手ざわりと、暑い日に少し柔らかくなったチョコが指に移った感じを覚えている人もいるでしょう。冬のこたつで食べたひと粒は、チョコがしっかり固くて、噛むとさくっと軽い音がしたかもしれません。
明治は令和元年(2019年)に発売40周年を記念した「アニバーサリーデザートシリーズ」を出し、ティラミス味やいちごのショートケーキ味を期間限定で発売しました。いまでは季節ごとの味や大きな袋の商品も並び、コンビニでも手軽に買えます。どちらが好きかという言い合いも、教室や茶の間だけでなくSNSの上で交わされるようになり、話の広がり方はあのころとずいぶん変わりました。
遠足のおやつの定番だった人もいれば、親戚の家で出されたときだけ食べた人もいます。兄弟で数を数えながら分けた家もあれば、ひとりでひと箱を食べきるのがぜいたくだった人もいるでしょう。思い出す場面は、育った家や学校、時期によってずいぶん違うはずです。あなたがたけのこの里の箱を開けたのは、どこで、誰と分け合うときでしたか?
明治のたけのこの里を思い出す三つの手がかり
- まず、50代の明治のたけのこの里にまつわる「場所」を一つ思い出します。家、学校、駅前、友だちの家など、固有名詞がなくても構いません。
- 次に、その場所で一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを一つ添えます。記憶が曖昧な部分は「たぶん」「覚えていない」と書いて大丈夫です。
- 最後に、いまの自分へ一言だけ残します。正しい答えを作るためではなく、次に誰かと話せる入口をつくるためのメモです。
思い出の問いあなたがたけのこの里の箱を開けたのは、どこで、誰と分け合うときでしたか?
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- 明治 プレスリリース「祝!!発売40周年アニバーサリー!『たけのこの里ティラミス味』6月18日 新発売」(2019年)
- 明治 プレスリリース「発売40周年『アニバーサリーデザートシリーズ』商品第二弾!『たけのこの里いちごのショートケーキ味』8月20日 期間限定で新発売」(2019年)
- 編集確認日:2026-10-26。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。