あアノコロ記憶のタイムマシン
30代 街・暮らし

平成7年(1995年)ごろの日清食品のSpa王|湯切りをして夜の台所で食べたカップのスパゲッティ

平成7年〜平成11年(1995〜1999年ごろ)の日清食品のSpa王を手がかりに、お湯を注いで湯切りしたカップのスパゲッティの記憶を振り返ります。日清食品のニュースリリースと日本食糧新聞、ねとらぼの記事で発売の時期や生タイプの麺の特徴を確かめ、湯気やソースの香りの記憶、今との違いをたどります。

平成7年〜平成11年(1995〜1999年ごろ)の日清食品のSpa王を再現したイメージ。夜の集合住宅の台所の調理台に置いた、ふたを半分はがした無地の白い広口カップのミートソーススパゲッティとプラスチックのフォーク、横のやかん。
平成7年〜平成11年(1995〜1999年ごろ)の日清食品のSpa王を再現したイメージ。夜の集合住宅の台所の調理台に置いた、ふたを半分はがした無地の白い広口カップのミートソーススパゲッティとプラスチックのフォーク、横のやかん。(イメージ)

30代の時間軸

日清食品のニュースリリースには、「日清Spa王」は平成7年(1995年)の発売以来、幅広い層に親しまれてきたカップ入り生タイプパスタのロングセラーブランドだと書かれています。発売を伝えた日本食糧新聞の記事によると、日清食品は独自の生タイプ麺の技術で、かたくてつるみのあるスパゲッティらしい食感を出そうとし、2月13日から関東と近畿の地区で売り出しました。同じ会社の「ラ王」と同じように熱湯ですぐ食べられ、「一分で、ここまでうまい」というキャッチコピーがつけられていました。

日本食糧新聞の記事によると、最初の味はミートソースとペペロンチーノで、ミートソースにはパルメザン粉チーズが別に添えられていました。カップにお湯を注いで少し待ち、湯切りをしてからソースをかけて混ぜる手順は、ラーメンのカップとは少し違います。部活や塾から帰った夜に台所で作った人もいれば、休日の昼に家族の分まで並べて作った人もいました。テレビCMに工藤静香さんたちが出ていたことを覚えている人もいるでしょう。

置かれていたのは、台所の調理台や、ひとり暮らしの部屋の小さなコンロの横。湯切りをすると流しから白い湯気が立ちのぼり、ステンレスがぼこんと鳴ります。ソースを混ぜるとトマトと肉の香りが部屋に広がり、粉チーズの袋を振る手ざわりも楽しみのひとつでした。手に持ったカップが熱くて、ふちを指先でつまむように持ち直した記憶がある人もいるかもしれません。

日清食品のリリースによると、平成19年(2007年)には電子レンジで作る「日清レンジSpa王」も加わりました。ねとらぼの記事によると、同じ名前の冷凍パスタが広がるなかで、カップタイプのSpa王は平成28年(2016年)8月に販売を終え、翌年に「醤油バターたらこ」が一時だけ復活したそうです。今はスパゲッティといえば冷凍の袋を電子レンジで温める人も多く、やかんでお湯を沸かして湯切りする手順を知らない世代もいます。

ミートソースばかり選んだ人、たらこ味が好きだった人、名前だけ覚えていて味は思い出せない人。Spa王の思い出は、近くの店にどの味が並んでいたか、家で夜食が許されていたかによって違います。湯切りに失敗して麺を流しに落とした話を笑って語る人もいるでしょう。あなたが初めてSpa王を食べたのは、どこの台所で、何味のカップでしたか?

日清食品のSpa王を思い出す三つの手がかり

  1. 日清食品のSpa王にまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
  2. そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
  3. いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。