あアノコロ記憶のタイムマシン
30代 ゲーム・遊び

平成8年(1996年)ごろのバンダイのたまごっち|布団の中で鳴った呼び出し音と卵形の小さな画面

平成8年〜平成12年(1996〜2000年ごろ)のバンダイのたまごっちを手がかりに、卵形の機械の中で小さな生きものを育てた日々を振り返ります。たまごっち公式サイトの年表とサンスター文具の発表資料で発売日と出荷数、その後のシリーズの流れを確かめ、枕元で鳴った音や今との違いをたどります。

平成8年〜平成12年(1996〜2000年ごろ)のバンダイのたまごっちを再現したイメージ。夜の子ども部屋で、たたんだ布団の上に置いた、画面の消えた淡い水色の半透明の卵形の小さな玩具と短いボールチェーン、無地のヘアゴム、枕元のスタンドの明かり。
平成8年〜平成12年(1996〜2000年ごろ)のバンダイのたまごっちを再現したイメージ。夜の子ども部屋で、たたんだ布団の上に置いた、画面の消えた淡い水色の半透明の卵形の小さな玩具と短いボールチェーン、無地のヘアゴム、枕元のスタンドの明かり。(イメージ)

30代の時間軸

たまごっち公式サイトの年表によると、「たまごっち」は1996年(平成8年)11月23日に発売され、女子高生を中心に大ブームを巻き起こした“デジタルペット”でした。年表には、翌1997年2月に「新種発見!! たまごっち」、同じ年の8月に「てんしっちの たまごっち」と、新しい版が次々に並びます。サンスター文具が2026年に出した発表資料も、バンダイが“デジタル携帯ペット”というコンセプトで売り出したと紹介しています。公式サイトによれば、1996年から出荷された数は全世界で累計1億個にのぼります(2025年7月末時点)。

遊び方は単純です。ボタンでメニューを選んでごはんを食べさせ、画面の隅にたまったふんを流し、病気になれば薬をあげる。困ったことに、呼び出しは持ち主の都合を待ってくれません。朝は家を出る前に食事を済ませ、学校では鞄の内ポケットに入れて、休み時間にこっそり画面をのぞく。授業中に電子音が鳴って先生に取り上げられた、という話は教室ごとにありました。

夜は枕元に置きました。布団に入ってから鳴るピピッという高い音、爪の先で押すボタンの硬い手ごたえ、ボールチェーンの冷たさ。電池が弱ると、液晶の点がうっすら薄くなりました。

年表を先へ追うと、2004年3月の「かえってきた! たまごっちプラス」で赤外線通信の機能が加わり、2025年7月の「Tamagotchi Paradise」ではズームダイヤルを使って、細胞単位から宇宙規模まで4段階でお世話ができるようになりました。発売当初の一台は、通信もできず、ほかの機械とつながりません。育てたキャラクターを友達と見せ合うときは、二つの画面を机の上に並べて顔を寄せました。いまはスマートフォンでペットを育てるアプリもあり、呼び出しは通知の文字で届きます。鳴った音に慌ててポケットを探る手つきまで含めて、当時の世話でした。

手に入れた経緯も、世話の分担も家ごとに違います。兄弟で一つを交代で育てた家、仕事に出る親が昼のあいだ預かった家、旅行中は祖母に頼んだ家。世話を忘れて数日で終わった一台も、長く生きて名前まで覚えている一台もあります。あなたが初めて育てたたまごっちとは、どんな理由でお別れになりましたか?

バンダイのたまごっちを思い出す三つの手がかり

  1. バンダイのたまごっちにまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
  2. そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
  3. いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。