あアノコロ記憶のタイムマシン
30代 音楽

平成13年(2001年)ごろのナムコの太鼓の達人|2本のバチで面と縁を叩き分けたゲームセンターの和太鼓

平成13年〜平成17年(2001〜2005年ごろ)のナムコの太鼓の達人を手がかりに、ゲームセンターで和太鼓を叩いた日々を振り返ります。バンダイナムコゲームスの報道資料とファミ通の記事で稼働の年月と遊び方を確かめ、腕に残ったしびれや家庭用への広がりをたどります。

平成13年〜平成17年(2001〜2005年ごろ)のナムコの太鼓の達人を再現したイメージ。ゲームセンターの色つきの照明の下に、腰の高さに大きな和太鼓が二つ並んで木のバチが掛けられ、画面の消えた赤い側面のゲーム筐体が立っている。
平成13年〜平成17年(2001〜2005年ごろ)のナムコの太鼓の達人を再現したイメージ。ゲームセンターの色つきの照明の下に、腰の高さに大きな和太鼓が二つ並んで木のバチが掛けられ、画面の消えた赤い側面のゲーム筐体が立っている。(イメージ)

30代の時間軸

バンダイナムコゲームスが2007年6月に出した報道資料によると、『太鼓の達人』は2001年2月に業務用ゲームとして発売されました。ファミ通の「今日は何の日?」は稼働開始を2001年(平成13年)2月21日とし、ギターやピアノ、ドラムセットを題材にしたゲームはそれまでにもあったものの、和太鼓に目を向けたのは本作が初めてだったと書いています。筐体には太鼓をかたどった大きな入力装置が付き、面を叩く「ドン」と縁を叩く「カッ」の二つで遊びます。報道資料は人気の理由に、和太鼓という斬新なテーマと単純明快なゲーム性、愛らしいキャラクターの演出を挙げています。

曲を選んだら、右から流れてくる音符に合わせて叩くだけです。赤い音符は面、青い音符は縁。速い曲では両手のバチを交互に振り下ろし、連打の帯が来ると腕が追いつかなくなりました。後ろに順番待ちの人がいれば、終わった人はバチを掛けて場所を譲ります。

置かれていたのは駅前のゲームセンターや、ショッピングセンターの一角のゲームコーナーでした。ほかの機械の電子音に混じって、ドン、ドンという低い音が床から足の裏へ響いてきます。木のバチは握りのところが手の汗で少し湿り、叩くたびに張った面が跳ね返して手首を押し戻す。縁を打つカッという乾いた音は、面の音より高く短く聞こえました。一曲終わると前腕がだるく、上着を脱いで袖をまくってから次の曲を選ぶ人もいます。天井の色つきの照明が太鼓の黒い縁に映り、曲の速さに合わせるように揺れていました。

家で叩けるようになったのは、2002年10月発売のプレイステーション2用ソフト「太鼓の達人 タタコンでドドンがドン」からです。2007年7月にはニンテンドーDS用の一本が出て、付属の「バチペン」で画面の太鼓に触れて演奏する形も生まれました。ファミ通によれば、シリーズの累計販売本数は2019年の時点で1000万本を超え、スマートフォンなどにも移植されています。アーケード版も筐体の作り替えとソフトの大型アップデートを重ね、2026年2月21日に25周年を迎えました。居間で叩く太鼓型のコントローラーは小さく、ゲームセンターの大太鼓ほど床は揺れません。

最初の一曲は人によって違います。放課後に友達に誘われて叩いた人、家族で出かけた先のゲームコーナーで子どもに付き合った人、家庭用のタタコンで先に覚えてからゲームセンターへ行った人。得意だった曲も、選んでいた難しさも、一緒にいた顔ぶれもそれぞれです。あなたが初めて『太鼓の達人』のバチを握ったとき、隣の太鼓には誰が立っていましたか?

ナムコの太鼓の達人を思い出す三つの手がかり

  1. ナムコの太鼓の達人にまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
  2. そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
  3. いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。