あアノコロ記憶のタイムマシン
30代 学校・青春

平成12年(2000年)ごろのゼブラのサラサ|色を増やしてノートに線を引いたノック式のジェルボールペン

平成12年〜平成16年(2000〜2004年ごろ)のゼブラのサラサを手がかりに、色ペンでノートを埋めた日々を振り返ります。ゼブラの沿革と製品紹介、Impress Watchの記事で発売年や色数の変化を確かめ、カチッというノックの音や筆箱の中身をたどります。

平成12年〜平成16年(2000〜2004年ごろ)のゼブラのサラサを再現したイメージ。夕方のやわらかな光の下、学校の机の上に色の違うクリップとゴムのグリップを持つ半透明の細いボールペンが三本並び、色とりどりの波線と小さな丸が描かれた紙と無地の閉じたノートがある。
平成12年〜平成16年(2000〜2004年ごろ)のゼブラのサラサを再現したイメージ。夕方のやわらかな光の下、学校の机の上に色の違うクリップとゴムのグリップを持つ半透明の細いボールペンが三本並び、色とりどりの波線と小さな丸が描かれた紙と無地の閉じたノートがある。(イメージ)

30代の時間軸

ゼブラの沿革は、ノック式ジェルボールペン「サラサ」の発売を2000年(平成12年)としています。製品紹介によると、当時はジェルボールペンの後発で、こだわったのは最後まで途切れずに描けるさらさらとした書き心地、使いやすいノック式、携帯しやすいバインダークリップでした。発売当初は10色。学生がカラフルに使っていることから色数を増やしていったと書かれています。インクは耐水性に優れた水性顔料で、濃くにじまず、鮮やかな色が楽しめると紹介は続けます。沿革には2003年の項に、可動式クリップを採用した「サラサクリップ」の発売が載っています。前の1999年には油性ボールペン「タプリ」を出したばかりで、同じ棚に新しい書き味が並んでいきました。

授業で大事なところは赤、先生が言い足したことは青、自分の疑問は緑。ノートの色分けの決まりは人それぞれで、その決まりのために同じ軸のペンを何本も筆箱に入れました。ノックして芯を出し、書き終えたらまたノックして引っ込めます。

放課後の教室や、夜の自分の机。カチッという短い音が、静かな時間にはよく響きました。ボールが紙の上を滑る感触は油性のペンより軽く、インクは書いた直後には少し光っています。乾く前に小指の腹でこすると、ノートの端に色が伸びてしまう。ゴムのグリップは使い込むと手の脂でつるりとして、半透明の軸を透かすと残りのインクの量が見えました。可動式のクリップなら厚い下敷きにもはさめて、ノートの表紙にも留められます。

Impress Watchの記事は、サラサクリップを56色の色数を持つボールペンとして紹介し、2003年の発売から15周年で累計販売本数は5億本と伝えています。製品紹介のいまの並びには、金属の軸のサラサグランド、書いてすぐに触れても汚れないサラサドライ、0.3㎜のサラサナノまであります。沿革によると2015年には写真や濃い色の紙に書けるミルクカラーの8色が加わりました。ノートのためだった色は、手帳や写真の上にも広がっています。

友達と同じ色を買いそろえた人、一本だけ気に入った色を替芯で使い続けた人、塾の机で初めて借りて書いた人。あなたの筆箱に入っていたサラサは、何色と何色でしたか?

ゼブラのサラサを思い出す三つの手がかり

  1. ゼブラのサラサにまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
  2. そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
  3. いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。