平成9年(1997年)ごろのバンダイのデジタルモンスター|本体の上の端を合わせて育てた相手を戦わせた公園のベンチ
育てるだけでは終わらず、友だちの一台と戦わせることができました。平成9年〜平成13年(1997〜2001年ごろ)のバンダイのデジタルモンスターを、バンダイの沿革にある発売の記録と、初代の実物を調べたASCII.jpの記事、電ファミニコゲーマーの紹介をもとに書いています。

30代の時間軸
バンダイの沿革は、1997年の欄に携帯型育成玩具「デジタルモンスター」の発売を載せ、国内外で大ヒットしたと書いています。ASCII.jpの記事によると、1作目の「デジタルモンスター Ver.1」は1997年6月26日に発売されました。たまごっちのヒットを受けて「戦うたまごっち」として生まれ、同じ年に国内で800万個を売っています。たまごっちとの大きな違いは、2台をつないで、育てたモンスター同士を戦わせる「通信対戦」ができたことでした。
本体の右側には、ボタンが縦に3つ並びます。上のAでカーソルを動かし、Bで決め、Cで取り消す。BとCのあいだの小さな穴は、鉛筆の先や爪楊枝で押すとデータが消えるリセットのボタンでした。
ASCII.jpの記事が測った大きさは、幅およそ6cm、奥行き4cm、高さ1.5cmで、手のひらより一回り小さい。前面の左に白黒の液晶があり、右側のフックにはキーホルダーの鎖を通せました。ズボンのポケットに入れると、角がちょうど太ももに当たる。裏の電池ぶたはネジで留めてあり、使うのはLR44というボタン電池が2つです。電池が切れると、育てていたモンスターのデータも消えてしまう。だから放課後に会うと、まず相手の画面がまだ動いているかを確かめました。対戦の前には、本体の上にある通信用のコネクターどうしを押し当てます。指先に二台ぶんの硬いプラスチックの縁が当たり、甲高い電子音が二つ重なって、ドットで描かれた相手が画面の端から現れました。
電ファミニコゲーマーの記事によると、バンダイは2017年に「デジタルモンスターver.20th」を出し、その復刻版の「Ver.REVIVAL」では2体を同時に育てられます。一台の中で二体を育てる遊び方は、二台を持ち寄って戦わせた放課後とは別のものです。
ある家では、電池が切れてデータが消えた日の夕方、新しい電池を買いに行く前に、しばらく暗い画面を眺めていました。たまごっちから持ち替えた子と、デジタルモンスターが最初の一台だった子とで、画面の中の世話の仕方も違っていました。デジタルモンスターで初めて通信対戦をしたとき、あなたは友だちの一台とどこで本体の上の端を合わせましたか?
バンダイのデジタルモンスターを思い出す三つの手がかり
- バンダイのデジタルモンスターにまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
- そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
- いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- バンダイ 企業情報「バンダイの歩み」
- ASCII.jp「これがデジモンの原点! 日本中の少年が夢中になった『デジタルモンスター Ver.1』を久しぶりに遊んでみた」
- 電ファミニコゲーマー「『デジタルモンスターVer.REVIVAL』予約スタート」
- 編集確認日:2026-11-03。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。