昭和52年(1977年)ごろの小学館のコロコロコミック|書店の紙袋に入れて持ち帰った、月に一度の一冊
1977年5月の1号が、国立国会図書館の書誌にいまも載っています。昭和52年〜昭和56年(1977〜1981年ごろ)の小学館のコロコロコミックについて、国会図書館の記録と文春オンラインの記事から、創刊の時期と、誌面に増えていった題材を確かめました。

50代の時間軸
国立国会図書館サーチの書誌では、小学館のコロコロコミックは、1号(1977年5月)から11号(1979年3月)までの所蔵が記録されています。同じ書誌には「継続後:月刊コロコロコミック」とあります。文春オンラインは、77年に創刊されたのが月刊コロコロコミックで、「もう一度子どもたちのためのマンガを作りたいという熱い思い」から生まれたと書いています。
書店の棚から抜いた一冊を、レジで紙袋に入れてもらって持ち帰りました。袋の口を折って自転車のかごへ入れた人もいれば、そのまま手に持って、帰り道で歩きながら表紙を眺めた人もいます。
創刊当初は漫画作品が中心の構成でしたが、ほどなくRCカー、チョロQ、ビデオゲームなどのホビー情報や、特撮、プロ野球の情報も扱うようになった、と文春オンラインは説明しています。漫画のページをめくっていたはずが、いつのまにか玩具の写真の記事で手が止まる。紙の端の少しざらついた感触や、読んだ場所の机の高さを、いまも覚えている人がいます。昭和56年にあたる81年には、講談社の「コミックボンボン」が登場し、長年のライバル誌になりました。同じ売り場の同じ棚の隣に、別の雑誌が並ぶようになったのです。
創刊から45周年を迎えた今も、コロコロコミックは子ども向けマンガ誌の王者だと、文春オンラインは書いています。当時は書店で買って持ち帰る一冊でした。
同じ雑誌でも、手に取った入り口は違います。創刊のころに読み始めた子は、漫画の続きを待って書店へ通いました。81年ごろに読み始めた子は、すでに増えていたホビーの記事の方が目当てだったかもしれません。兄弟のいる家では、先に読む順番が決まっていたでしょう。学校では、玩具の話題で友だちとつながった子もいれば、漫画の続きの話で盛り上がった子もいました。書店でコロコロコミックを手に取ったとき、最初に開いたのは漫画のページでしたか、玩具やゲームの記事のページでしたか?
小学館のコロコロコミックを思い出す三つの手がかり
- 小学館のコロコロコミックにまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
- そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
- いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。
出典と編集方針
このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。
- 国立国会図書館サーチ「コロコロコミック」書誌
- 文春オンライン「コロコロとボンボン」
- 編集確認日:2026-11-05。出来事の事実確認と、個人の記憶・感想は分けて記載しています。