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昭和58年(1983年)ごろのアスキーのMSX|家のテレビにつないで、カートリッジを差してから打ち込んだ机の隅

MSX規格に対応していれば、メーカーが違う機械でも同じソフトを使えました。昭和58年〜昭和62年(1983〜1987年ごろ)のアスキーのMSXについて、AKIBA PC Hotline!の記事で提唱と発売の時期を、情報処理学会コンピュータ博物館のソニーの機種資料で仕様と価格を確かめました。

昭和58年〜昭和62年(1983〜1987年ごろ)のアスキーのMSXを再現したイメージ。暖かい机のランプの光が当たる居間の隅の机に、薄いオフホワイトと炭色の低い箱形のパソコンが置かれ、上面の差し込み口には無地のカートリッジが差さり、隣に丸い台の黒いジョイスティック、細いケーブルでつながれた消えた小さなテレビがある。
昭和58年〜昭和62年(1983〜1987年ごろ)のアスキーのMSXを再現したイメージ。暖かい机のランプの光が当たる居間の隅の机に、薄いオフホワイトと炭色の低い箱形のパソコンが置かれ、上面の差し込み口には無地のカートリッジが差さり、隣に丸い台の黒いジョイスティック、細いケーブルでつながれた消えた小さなテレビがある。(イメージ)

50代の時間軸

AKIBA PC Hotline!によると、MSXは1983年6月にアスキーとマイクロソフトが共同提唱した世界統一規格で、同年10月に家庭用パソコンの発売が始まりました。結果として、14社が参入したと書かれています。

情報処理学会コンピュータ博物館が載せているソニーのHIT BIT HB-55は、1983年11月からの発売で、価格は54,800円。ROMカートリッジを本体に差し込むだけで使えました。

専用のカラーディスプレイは要らず、家庭用のテレビをそのまま画面にできました。キーボードはASCII配列に加えて、ひらがなとカタカナの50音配列も付いていました。内蔵ソフトで、家族のスケジュール管理や住所録、伝言板に使うメモ帳が使えたと、博物館の資料にあります。画面は16色、音は3重和音。ジョイスティックは2個までつなげました。居間のテレビのチャンネルを切り替えると、青い画面に文字が並びました。カートリッジを差すときは、ぐっと押し込む手ごたえがありました。

1986年11月に発売されたソニーのHB-F1は、MSX2の規格に対応していました。256色の同時表示ができて、価格は32,800円。同じMSXでも、年を追って画面の中身は変わっていきました。

家庭用テレビを占領してMSXをつないだ家もあれば、自分の部屋の小さなテレビに専用の置き場を作った家もあったでしょう。AKIBA PC Hotline!は、1983年12月号の雑誌に、すでに8機種のハードがそろっていたと書いています。メーカーがいくつもあっても規格が同じなので、友だちの家の機種が違っても、同じソフトを借りて遊べました。MSXを最初につないだのは居間のテレビでしたか、自分の部屋のテレビでしたか、そこに最初に出した文字を覚えていますか?

アスキーのMSXを思い出す三つの手がかり

  1. アスキーのMSXにまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
  2. そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
  3. いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。