あアノコロ記憶のタイムマシン
50代 街・暮らし

昭和47年(1972年)ごろのポッカコーヒー|いつでもどこでも飲めるようにと生まれた、190gの缶

コーヒーは喫茶店か家で飲むもの、という前提から外へ出ていった缶があります。昭和47年〜昭和51年(1972〜1976年ごろ)のポッカコーヒーについて、ポッカサッポロの歴史ページとよくある質問、沿革の記述で、発売の年と自販機との関わりを確かめました。

昭和47年〜昭和51年(1972〜1976年ごろ)のポッカコーヒーを再現したイメージ。冬の夕暮れの日本の駅のホームで、淡い色の自動販売機の棚に、無地の温かな茶色の短い円筒形の缶が一本立ち、そばに消えたままの丸いボタンが並び、缶のそばからほのかな湯気が上がっている。
昭和47年〜昭和51年(1972〜1976年ごろ)のポッカコーヒーを再現したイメージ。冬の夕暮れの日本の駅のホームで、淡い色の自動販売機の棚に、無地の温かな茶色の短い円筒形の缶が一本立ち、そばに消えたままの丸いボタンが並び、缶のそばからほのかな湯気が上がっている。(イメージ)

50代の時間軸

ポッカサッポロのよくあるご質問は、1972年に「いつでもどこでも手軽にコーヒーを味わっていただきたい」というアイデアから、190g缶コーヒーのパイオニアとして「ポッカコーヒー」が誕生したと答えています。歴史のページには、それまで喫茶店や家の中で楽しまれていたコーヒーを、いつでもどこでも気軽に楽しめる本格的な缶入りコーヒーにした、とあり、最初の缶には、若者達が集まって缶コーヒーを楽しんでいるイラストが採用されました。

買うのは自動販売機から。歴史のページには世界で初めてホット/コールド型の自販機を開発したとあり、沿革には、1973年に「ホットorコールド自動販売機」による販売が始まったと書かれています。

寒い日の缶は、握ると手袋の中まで熱が染みてきて、ポケットに入れればカイロの代わりにもなりました。夏はその逆で、冷えた缶の表面に水滴がつき、指がすべる。飲み口から立つコーヒーの匂いは、ホットのときのほうが強く顔にかかります。飲み終えた缶は、自販機の横の屑かごに入れるか、ベンチの端に置くか、帰り道に持ち歩くか、人によって違いました。

今の自動販売機では、ホットとコールドが並ぶのが当たり前です。歴史ページは、この缶をのちに「顔缶」の愛称で親しまれる長く売れる商品として紹介し、名前も「ポッカコーヒー」から「ポッカコーヒーオリジナル」に変わりました。1972年の缶に描かれていたのは顔ではなく若者たちの集まりで、男の顔がキャラクターに使われたのは、あとの缶だと同じページは書いています。

ポッカコーヒーとの出会いは、住んでいた町の自販機がいつ入ったかで違ってきます。駅の改札脇、工場の門の前、学校のそば、ガソリンスタンド。置かれた場所によって、最初の一本が冬の缶だった人もいれば、夏の冷えた缶だった人もいます。ポッカコーヒーの缶を初めて自販機で買った日、あなたの手の中の缶は、温かかったですか、冷たかったですか?

ポッカコーヒーを思い出す三つの手がかり

  1. ポッカコーヒーにまつわる場所を一つ思い浮かべます。家、学校、駅前、友だちの家など、名前が出てこなくても構いません。
  2. そこで一緒にいた人と、音・匂い・手触りのどれかを書き添えます。曖昧なところは「たぶん」「覚えていない」で大丈夫です。
  3. いまの自分へ一言だけ残します。正解を書く欄はありません。次に誰かとその話をするときの入口になります。

出典と編集方針

このページは、公開資料で時代背景を確認しつつ、特定の世代の体験を一つに決めつけない読みものとして編集しています。地域や家庭による違いがあります。あなたの記憶と違う箇所は、間違い探しではなく会話のきっかけとして扱ってください。